産業技術総合研究所ナノチューブ応用研究センターは、数百ナノメートルやマイクロメートルの精度でゴム表面を加工する技術を開発した。この技術を応用すれば、濡れ性、密着性、光学特性を制御した高機能ゴムを作れるようになるという。

本来、ゴムは加工後時間の経過とともに成形前の状態に復元しようとするクリープ現象などにより、精緻化できなかった。しかし、ネットワーク構造の長尺単相 カーボンナノチューブをゴムに分散させることで、カーボンナノチューブがゴム中で自由自在に変形できる支持材として働き、ゴムの柔軟性と高精緻な形状維持 性を両立できるようになった。

産業技術総合研究所がゴム加工の精緻化に成功、高機能ゴムに期待
プレス成形加工した単相カーボンナノチューブ/ゴム複合材料と従来ゴム表面の比較

この技術の詳細は、8月29日から30日に東京ビッグサイトで開催された「イノベーション・ジャパン2013」で発表された。