富士通研究所は中国北京の富士通研究開発中心と共同で、人間の脳の働きを模した人工知能技術を活用した手書き文字認識技術を開発した。

これまで、手書き文字の認識では、文字を構成する線の方向や数を特徴として捉え、個々の文字を認識していた。しかし、変形の大きい文字を認識できなかったり、認識精度を高めるための学習に時間を要するなど、課題があった。

富士通研、 人間の脳の働きを模した人工知能技術による認識精度94.8%の手書き文字認識技術を開発
字形の変動の大きい手書き文字の例(中国語)

今回、人間の脳の働きを模した人工知能技術を活用し、文字の特徴を詳細高速に学習する仕組みを開発、文字の学習時間を従来の約17分の1に短縮すると同時に、認識精度を94.8%まで向上した。その結果、文書画像処理分野で最大となる国際会議が主催する手書き文字(中国語)認識コンテストで1位を獲得したそうだ。

開発技術の概念図
開発技術の概念図

技術の詳細は、8月25日から米国ワシントンで開催される国際会議「ICDAR 2013(International Conference on Document Analysis and Recognition)」で発表される。

この技術により、手書き文字を電子化する際、データ入力を効率化できるという。