Web 開発の世界では、Adobe の「Dreamweaver」は広く利用されているツールだ。だが Dreamweaver に Linux 版は存在しない。そもそも、これまで Adobe が Linux 向けツールを開発することはほとんどなかった。だが、その潮流には変化の兆しが見える。

米国 Adobe は8月9日、コードエディター「Brackets」の Linux 向けプレビューを公開した。現在、Debian/Ubuntu 向けのインストールパッケージが用意されている。

Adobe の Web 開発ツール「Brackets」が Linux にやってくる!
Ubuntu 版 Brackets

Brackets は、HTML、CSS、JavaSctipt 用のシンプルで軽量なコードエディターだ。Brackets のプロジェクトページには次のようにある。

「開発者の作業空間を、フローティングパネルやツールバーやアイコンで埋め尽くす代わりに、Brackets は『クイック編集』機能にフォーカスしている。これは、インラインでのコンテンツ表示を提供し、現在作業中のコードから目を離さなくても、状況にあったコンテンツへのアクセスを可能にするものだ」

Brackets ロゴ
現在の Web 開発の世界では、Firefox や Chrome が提供するパワフルなブラウザツールが既に存在している。Brackets はこれらブラウザとの統合も進める予定だという。

Adobe が同社ツールの対象 OS に Linux を加えるまで、これほど時間がかかったことは本当に残念なことだ。だが同時に、その潮流が変化しつつあることに、個人的には感謝している。

プロプライエタリなコードベースで開発された Dreamweaver とは異なり、Adobe は Brackets の開発を GitHub 上でオープンに行っている。Brackets はまだ開発の初期段階にあるが、「http://download.brackets.io/」からダウンロードし、試すことができる。利用はもちろん、無料だ。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。
(この記事は、8月14日付け英文記事の抄訳です)