富士通は、商用スーパー コンピューター「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX10」をキヤノンに納入すると発表した。同システムの理論演算性能は20.2テラ フロップス(TFLOPS)で、2013年10月に稼働開始する予定。なお PRIMEHPC FX10 は、富士通のスパコン「京(けい)」の技術を応用した製品である。

キヤノンが富士通製スパコン「PRIMEHPC FX10」を導入へ、解析シミュレーションの高度化で“試作レス”開発を可能に
PRIMEHPC FX10

同システムは、PRIMEHPC FX10 を96ノード構成とする計算ノードを中心に構築。ディスクアレイ「FUJITSU Storage ETERNUS」とファイル システム ソフトウェア「FEFS」で、大容量、高信頼、高性能なストレージ環境を実現させるとしている。さらに、米国 Livermore Software Technology の非線形動的構造解析ソフトウェア「LS-DYNA」も合わせて提供する。

キヤノンでは、製品開発における各種解析シミュレーションで同システムを活用する計画。同システム導入で従来より大規模かつ複雑な解析やシミュレーションが行えるようになるため、製品開発時に試作品の製作回数を減らす“試作レス”が可能となり、開発期間の短縮やコスト削減、製品の性能/機能/品質の向上が期待できるという。

PRIMEHPC FX10 のベースとなった京 (出典:富士通)
PRIMEHPC FX10 のベースとなった京
(出典:富士通)