キヤノンソフトウェア(キヤノンソフト)は、Amazon.com のクラウド サービス「Amazon Web Services(AWS)」用の Web アプリケーションを AWS 上で作るための開発基盤「Web Aviator(ウェブアビエーター)」をアップデートし、最新版「V1.3」を8月20日より提供する。最新版では、開発した Web アプリケーションを AWS 上だけでなくほかのクラウド サービスや、ユーザーの管理するオンプレミス環境でも実行できるようになった。

AWS 上で Web アプリ開発/運用するキヤノンソフトの「Web Aviator」、最新版「V1.3」は他クラウド/オンプレミス対応に
AWS だけでなく他クラウド/オンプレミスに対応

Web Aviator は、Web アプリケーションの開発/管理から配信/運用にいたるすべての作業を AWS 上で完結できる開発基盤。今回リリースする最新版は、完成させた Web アプリケーションを AWS だけでなく、ほかのクラウドサービスやオンプレミス環境でも動かせるようにしてポータビリティを高めた。

このポータビリティは、Web アプリケーションを動かすのに必要な「実行エンジン」を各環境用に提供することで実現。OS が「Red Hat Enterprise Linux Server 6」または「CentOS 6」、データベースが「MySQL 5.5」、Web サーバーが「Apache 2.2」、アプリケーション サーバーが「Tomcat 7.0」という条件さえ揃えれば、任意の環境でアプリケーションを配信できる。

ポータビリティは実行エンジン提供で実現
ポータビリティは実行エンジン提供で実現

これにより、ユーザーの必要性に合わせて多様な環境で Web アプリケーションを使えるようになる。さらに、通常はオンプレミス環境で稼働させているアプリケーションも AWS やその他クラウド環境でも動かせるようにしておけば、災害に備える DR(Disaster Recovery:災害復旧)手段として活用可能だ。

また、最新版のリリースに合わせて価格体系を見直し、ライセンス料の値下げを実施する。さらに、従来の年間利用ライセンスに加え、オンプレミス環境を意識した一括買取ライセンスも新規設定する。

今後は、10月リリース予定のバージョンで、独自 Java ライブラリでサーバーサイドの機能拡張性を高めて開発操作性を向上させるほか、実行エンジンの対応 OS に「Windows Server 2008 R2」を追加する。