米国 Google の Chromebook は企業での利用に適している。米市場調査会社 Forrester は、最新の調査でそのように提案した。

Google Chromebook は、企業での利用に適している


J.P. Gownder 氏
J.P. Gownder 氏
Forrester の VP 兼主席アナリストである J.P. Gownder 氏は、Chromebook はあらゆる企業ユーザーに適しているとは言えないが、ある一定の条件を満たす組織では、Chromebook への移行は大きなメリットをもたらすとしている。

Gownder 氏は、Chromebook が Windows PC、Mac それにタブレットの代わりになるものではないと前置きした上で、Chromebook が適した企業を次のように説明している。

「1. 従業員を複数のグループに分け、グループごとに最適なデバイスを支給し、異機種混在環境を構築可能な企業。2. Gmail や Google Apps などの Google サービスを導入している企業。3. コンピューターキオスクのようなサービスを運営する企業。これら企業では、Chromebook 導入を検討する価値がある」

また Gownder 氏は、そのような企業が Chromebook を採用するメリットを次のように説明する。

1. IT スタッフが従業員の PC メンテナンスから解放され、イノベーションに専念できる

Chromebook は自動的にアップデートされ、利用者は常に最新のソフトウェアとセキュリティ環境を得ることができる。

「Chromebook は高いアップタイムと低いサービスコストを提供し、Web ベースアプリとコンテンツのスケーラブルな配備を活用可能にする」

2. Chromebook 導入により、ワークスタイルがよりコラボレーティブなものになる

「Google Apps を導入している場合、Chromebook は、ワークスタイルをよりコラボレーティブなものにする。ある CIO によれば、Google Apps 導入後、従業員は Google ドライブやその他のコラボレーションツールを、自発的かつ組織的に活用しはじめたという。Chromebook は、これらのツールの価値をさらに強化し、コラボレーションを促進する力となる」

Gownder 氏は、Chromebook がふさわしくない企業環境についても説明している。それによれば、デバイスを常に持ち運ぶ必要のある営業担当者などには、Chromebook よりもタブレットの方がより良い選択肢となるという。また、中国など Google のサービスが制限されている国でも、Chromebook の導入は適さないとしている。

この記事は、7月30日付け英文記事の抄訳です。