清水建設が、大規模広域災害などから IT インフラを守る DR(災害対策)システムの構築に、ネットワールドが販売する「VMware vCenter Site Recovery Manager」(SRM)と「EMC VNX」を導入した。

また、DR システム構築と同時に、本番環境システムの状況把握や改善計画策定を効率的に行うために、Dell Software の「vFoglight」を導入した。

清水建設のプライベートクラウドでは、現在約150台の業務サーバーが VMware 上で稼働しているが、それぞれのシステムに復旧の優先順位が付けられており、最も重要な「レベル0」の業務システムは、新しい DR システムでは災害発生後即時、復旧できる。

DR サイトの構築時には、顧客へのサービス低下を避けるため、システムのダウンタイム最小化が課題となったが、SRM と「VMware vSphere Storage vMotion」を併用したことで、ノンストップでマイグレーションした。また、DR サイトのシステムを平時には開発環境として有効活用し、投資効果の最大化を図っている。

現在 VMware 上で稼働する業務サーバー数は約150台だが、物理環境上で稼働中のシステムの移行も引き続き進められており、最終的な台数は350台程度に達する見込み。仮想化基盤への移行をさらに拡大することで、従来は DR の対象でなかったシステムやデータも保全できるようにする計画。

システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナーであるリコージャパンと、リコー IT ソリューションズが行った。

清水建設、プライベートクラウド DR システムを平時には開発環境として活用
導入構成イメージ図