犬向けの番組を放送するテレビ局「DOGTV」は昨年米国で大ヒットし、米国以外の国でも放映が開始された。現在はオンラインでの番組提供も開始され、世界中の犬が DOGTV を視聴可能となっている。

犬向けのテレビ局「DOGTV」が米国で大ヒット ― だが、犬は本当にテレビを見ているのか?
DOGTV による犬向けのテレビ番組のひとコマ

だが、本当のところ、犬はテレビ放送を見ているのだろうか?英国 BBC がこの疑問をカナダブリティッシュコロンビア大学名誉教授の Stanley Coren 氏に尋ね、その回答を紹介している。

Coren 氏が BBC に回答したところによれば、犬はテレビを視聴可能だそうだ。ただし、犬がテレビ番組を視聴するには、いくつかの光学的要因が整う必要があるという。

光学的要因で最も重要なのは、テレビ受像機のリフレッシュレート。人間の目には十分な60Hz のリフレッシュレートでも、犬には不十分で、画面はかなりちらついて見えるという。犬の鑑賞に耐えるには、最低でも75Hz のリフレッシュレートが必要だそうだ。

昔のテレビは、犬にはリフレッシュレート不足だった?
従来のテレビは、犬にはリフレッシュレート不足だった?(画像出典:Wikimedia Commons)

現在 DOGTV が放送されている地域のテレビ受像機は120〜240Hz のリフレッシュレートを実現しており、犬の目から見ても静止画の連続ではなく、動画として認識可能な番組が提供可能になっているという。技術の進歩が、犬向けテレビ局の実現に貢献したということのようだ。

テレビの設置位置も重要となる。犬は「見上げる」という動作があまり得意ではないそうだ。このため、テレビを犬の目線に合わせ、低い位置に設置する必要がある。

犬の好む映像は、地面すれすれの低いカメラ位置で撮影されたものだという。撮影対象は動き回る動物がよく、犬であればベストだそうだ。

DOGTV 「リラクゼーションチャンネル」のひとコマ
DOGTV 「リラクゼーションチャンネル」のひとコマ
犬好みの映像なのだそうだ

DOGTV のプロモーションビデオは、YouTube の「DOGTV チャンネル」で視聴可能だ。ご自宅の犬が DOGTV を視聴したいと訴える場合、まずはこのサンプルを視聴させてみては如何だろう?視聴前にはモニターのリフレッシュレートの確認をお忘れなく。