富士通研究所と中国の富士通研究開発中心は、オーバーヘッド型スキャナで厚みのある冊子を見開き状態で撮影する際の歪みを補正し、読みやすい画像を生成できる技術を開発した。書籍を裁断することなく歪みの少ない状態でデジタル画像にできるため、貴重な書籍の電子化が可能となる。

富士通研など、開いた本の歪みを補正するオーバーヘッドスキャナ向け技術を開発、裁断が不要に
このような画像から読みやすい画像を生成する

この技術は、撮影した画像からページの輪郭線を検出したあと、その結果から書面の高さを推定することで画像の歪みを補正する。厚みのある冊子の見開きを1台のカメラで撮影しても、歪みがなく読みやすい画像を生成することができる。また、ページを押さえる指が画像に移りこんだ場合、指領域の自動検出/除去もおこなう。

左から補正前、従来の補正画像、新技術による補正画像
左から補正前、従来の補正画像、新技術による補正画像

A4サイズの見開きページを解像度 300dpi 相当で読み取る場合、約90%の精度で歪みを補正し、約1.3秒での高速処理をおこなう。