7月第1週も Linux Planet にとって忙しい一週間となった。コミュニティ Linux のメジャーアップデート(Feroda 19)、エンタープライズディストロの節目のリリース(SLES 11 SP3)、そして Linux Mint 向けの新しいハードウェア(MintBox 2)が登場した。

1. Fedora 19

【LinuxTutorial】Fedora 19、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3、MintBox 2
前バージョンとは異なり、Fedora 19 は公式スケジュールに遅れることなく公開された。だが、Anaconda の修正など、大規模な改訂があった Fedora 18 とは異なり、Fedora 19 には見出しを賑わす新機能は搭載されていない。

 
かわりに Fedora 19 では、3D 印刷機能、チェックポイントとリストア機能、firewalld のロックダウンとリッチ言語のサポートなどの、一連の興味深い機能が追加されている。

Fedora 19 には、開発者向けの最新パッケージも搭載されており、これにはリリースされたばかりの PHP 5.5 や、技術プレビュー段階の Java 8 も含まれる。また、Node.js も Fedora 19 から搭載された。Fedora の wiki には次のようにある。

「Node.js を提供することで、我々はソフトウェア開発ツールポートフォリオを拡大した。Node.js 開発者をもてなすことで、我々は才能ある新たな開発者を Fedora へと導くチャンスを得る」

Fedora 19の最初のベータ版が公開された2013年5月、Fedora プロジェクトリーダーである Robyn Bergeron 氏は、Fedora はプロジェクトとして開発者を惹きつけていきたいと述べていた。

「優秀な開発者にリーチしていくことも重要だ。我々は、開発者にもっと Fedora を利用して欲しいし、そのためには彼らに新機能を提供し、その恩恵に与って欲しいと考える」

2. SUSE Linux Enterprise Linux 11 SP3

SUSE ロゴ
SUSE は、SUSE Linux Enterprise Server 11(SLES 11)プラットフォームに対する3つ目の大規模アップデートを公開した。SLES 11 が最初にリリースされたのは、2009年にまで遡る。その後、2012年2月には Service Pack 2 がリリースされた。

SUSE が SP3 で提供するのは、新しいハードウェアへの対応と、最新のサーバー技術に対するサポートだ。その1つには、UEFI Secure Boot が有効なマシンでの SLES SP3 のブートサポートがあげられる。SUSE アライアンス&マーケティング担当 VP である Michael Miller 氏は、声明で次のように述べている。

「SP3 リリースでは、我々は顧客に対して、スケーラビリティとセキュリティ拡張を提供する。これら拡張は、リソース活用を最大化し、顧客が直面している経済的圧力や、同業他社との競合に対応できるビジネススピードの向上を提供する」

3. MintBox 2

Linux は、様々なハードウェア上で稼働する。だが時折、特定のディストロをプリインストールしたコンピューターを販売するメーカーが現れる。2012年に登場した MintBox は、そのような例の1つだ。

MintBox 2
MintBox 2


今回登場した MintBox 2は、初期型 MintBox で使用された AMD プロセッサの代りに、Intel i5 プロセッサが搭載されている。OS としては、最新の Linux Mint Olivia 15 リリースがプリインストールされている。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。