米国 Facebook は7月8日、「Graph Search(グラフ検索)」機能の提供を開始すると発表した。今後数週間以内に、「米国英語」の利用者すべてが Graph Search を利用できるようになるという。

Facebook、「Graph Search(グラフ検索)」を「米国英語」ユーザーに提供開始
これまでの検索機能とは異なり、Graph Search は、利用者が関わったもの、共有したもの、「いいね!」したものの検索にフォーカスしており、その検索対象には、リンク、画像、文書、友だちなどが含まれている。例えば「同じ街に住んでいる、テオフィロス ロンドンが好きな友だち」や「大統領選で Mitt Romney 氏に投票した、フロリダに住んでいる友だち」といった検索が可能だ。Facebook は利用者がサインアップした瞬間から保存を続けているすべてのデータを検索し、最適な結果を利用者に届ける。

利用者が「ニューヨークの写真」と検索すれば、利用者は一般的な写真だけでなく、利用者の友だちが撮影し、共有した「ニューヨークの写真」を見ることが可能だ。同じ検索をした場合でも、利用者によって検索結果は異なったものになる。なぜなら、利用者はみな、異なる友だちを持っているからだ。

1月15日の同機能の発表の席で Facebook CEO である Mark Zuckerberg 氏は、Facebook における Graph Search の位置付けについて、次のように説明していた。

「Facebook は Graph Search を、我々のビジネスにおける第3の柱だと考えている。ニュースフィードは、利用者とその友だちをつなぐものだ。タイムラインは、利用者やその友だちのこれまでの歴史を示すものだ。そして、Graph Search は、これらすべてを結びつけ、リアルタイムで利用者からのすべての質問に回答する」

Facebook によれば、Graph Search は今年1月の発表後、数千万の利用者によるベータテストを経て、様々な機能向上がなされたという。Graph Search の検索速度は、1月の発表時点よりも大幅に向上した。また、利用者からの質問を理解する能力も高まっており、より関連性の高い検索結果を表示可能になっている。

Microsoft は、同社による検索システム Bing は Facebook データとの連携を深めていると述べた。Bing のプログラムマネージャである Nektarios Ioannides 氏は、5月10日の Blog への投稿で次のように述べている。

「例えば私がビヨンセのチケットを探しているとしよう。Bing では、友だちが余分なチケットを一枚持っていると最近 Facebook に投稿したことを検索できる。私は、Bing の検索結果ページを離れることなく、友だちの投稿にコメントし、一緒にコンサートに行きたいと伝えることができるのだ」

多くの企業も、グラフ検索技術をサービスの一部として取り込み始めている。例えば、求人サービスを提供する Glassdoor は、求職者に対して、彼らの友人、または友人の友人が勤務している企業の求人情報を表示する際に、グラフ検索機能を利用している。

Zuckerberg 氏は Graph Search を評して「Facebook が開発した、もっともクールなものの1つだ」と述べている。