日本放送協会(NHK)福岡放送局と、デジタルデータ放送向けソフトウェア開発のメディアキャストは、両者が開発した「地上デジタルデータ放送用監視同録装置」が、NHK 福岡放送局で本格稼働を開始した、と発表した。

NHK 福岡、メディアキャストとデータ放送用監視同録装置を開発
データ放送用監視同録装置

「地上デジタルデータ放送用監視同録装置」は、安全なデータ放送運用に不可欠なもの。データ放送送出装置から出力される信号(TS:Transport Stream)を受け取り、必要な情報を表示してデータ放送の伝送状態をリアルタイムに監視できるようにする。TS は多重信号形式の1つで、映像や音声、データなどの個別のストリームを、アプリケーションや伝送路の種類によらずに共通の信号形式で扱い、1つのストリームとして伝送できるシステム。デジタル放送の多重化信号として採用されている。

また、表示と同時に記録して、放送後に障害原因を究明できるようにする。そのためにコンテンツを3か月間分蓄積、これをダウンロードして、メディアキャストの BML オーサリングツール「Foliage type A,C」でコンテンツの簡易試写や、エラーチェックができる。

オーサリングツールでの簡易試写
オーサリングツールでの簡易試写

Web サーバー機能を搭載しており、クライアント側では Web ブラウザを介して、場所や端末を選ばずにイントラネット内で情報を閲覧できることから、専任の技術者でなくても利用できる。NHK では、今後は演出担当者なども利用できるよう、社内の研修を進める予定だ。