富士通研究所は、物理サーバーをユーザーのニーズに合わせて10分で構成できる、物理 IaaS(Infrastructure as a Service)基盤技術を開発した。

現在、データセンターに設置された物理サーバーを提供する物理 IaaS(物理サーバホスティングサービス)では、サービス事業者がサーバー設置や利用者の要求に応じたオプション構成変更を手動で行わなければならない。そのため、申し込みから利用開始まで数日かかっている。

今回、富士通研究所は、「資源プール化アーキテクチャー」によりオンデマンドで物理サーバーを構成し、それをユーザーに迅速に提供できる、物理 IaaS 基盤技術を開発した。

「資源プール化アーキテクチャー」では、CPU・メモリプールとディスクプールを高速インターコネクトのディスクエリアネットワークを介して接続、物理サーバーをオンデマンドで構成できる。今回、「資源プール化アーキテクチャー」と、クラウド基盤ソフトウェア「FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator」のリソースプール管理機能を統合した物理 IaaS 基盤技術を開発、試作実装した。

世界初!物理サーバーをオンデマンドで-富士通研が IaaS 基盤技術を開発
従来の物理 IaaS と新技術による物理 IaaS のイメージ図

この技術により、ユーザーは、高性能な物理サーバーを短時間利用したり、ハードウェア構成の即時変更ができるようになる。また、アプリケーション負荷に応じたサーバー台数の増減やサーバー自体の処理性能向上など、仮想 IaaS で用いられている手法を、物理 IaaS でもオンデマンドで活用できるようになる。

富士通研究所は、7月からこの技術を用いた社内トライアルを開始する。