Windows 8.1 は、モバイルとデスクトップの両方で利用可能な OS。だがそれだけではない。米国 Microsoft は、同社のフラグシップ OS を、3D プリンター市場の発展を後押しするプラットフォームとしても売り込むつもりのようだ。

Windows 8.1 は最高の 3D 印刷用 OS か? - Word 文書を印刷するように、3D 印刷が可能に
3D 印刷へのサポートは、今年後半にリリースされる Windows 8.1 の、多くの新機能の1つとして追加される。Microsoft のスタートアップビジネスグループ GM である Shanen Boettcher 氏は6月26日、同社の公式 Blog に次の投稿をした。

「PC を利用した3D オブジェクトの作成は、Word で文書を作成し、プリンターに送信するのと同じくらい簡単なものになる。デスクトップパブリッシング(DTP)技術が印刷の概念を変えたように、デスクトップマニュファクチャリング(DTM)技術は、製造の概念を変えるものになるだろう」

3D 印刷市場が誕生しつつある現状を踏まえ、Boettcher 氏はこの市場の将来を次のように説明した。

「市場アナリストの中には、世界の3D 印刷市場は2016年までに31億ドルにまで拡大すると予測するものもいる」

Microsoft はすでに、多くの3D プリンターベンダーとパートナーシップを結び、Windows 8.1 でのプラグ&プレイ対応に取り組んでいる。これは Microsoft にとっての、新たなエコシステムとなるだろう。

Microsoft の3D プリンターパートナーには、MakerBot も含まれる。同社 CEO である Bre Pettis 氏は声明の中で次のように述べている。

「MakerBot は、MakerBot 3D Ecosystem で、3D デザインと3D 印刷を多くの人々が手軽に利用できるものにしたいと考えている。Microsoft との協働は、この我々の使命を手助けしてくれる」

Cube 3D Printers
Cube 3D Printers
Microsoft の Boettcher 氏は、3D プリンターの価格が下落傾向にあることにも触れている。米国 Staples では、Cube 3D Printers を1,299ドルで販売している。Boettcher 氏は、「プリンタベンダーの中には、一般消費者向けの3D プリンターを、800ドルから3,000ドルの範囲で提供しているところもある」と付け加えた。

 Windows 8.1 の3D 印刷サポートは、Kinect の3D スキャン技術と連携する可能性も、潜在的に持っている。

3月16日、Microsoft は Kinect for Windows SDK のバージョン1.7 をリリースした。これには、3D スキャン技術 Kinect Fusion が含まれている。Kinect for Windows のディレクター Bob Heddle 氏は Kinect Fusion を、次のように説明していた。

「Kinect Fusion は、人や物を正確に3D モデル化できる現時点で最も安価なツールだ。Kinect Fusion は、Kinect for Windows センサーによる複数のスナップショットを合成することで、正確で完全な3D モデルを構築する」

Pedro Hernandez は、InternetNews.com の貢献ライター。

(この記事は、6月27日付け英文記事の抄訳です)