オープンソースの世界では、Eclipse Foundation の影響力は無視できないものになっている。

Eclipse Foundation は6月26日、予定通り「Eclipse Kepler」をリリースした。71ものオープンソースプロジェクトをバンドルし、コード行数は5,800万行にも達している。

「Eclipse Kepler」登場 ― 71 のオープンソースプロジェクトをバンドル

Eclipse Foundation は当初、IDE を開発する団体としてスタートした。だがその後取り扱うプロジェクト数を増加させ、現在は関連するプロジェクトをすべて同時に公開する「リリーストレイン」方式でのリリースを実施している。

同団体は2006年、最初のリリーストレインである「Callisto」を公開した。バンドルされたプロジェクトは、わずか10件だった。だが翌2007年の「Europa」では21件と、プロジェクト数を倍増させている。その後、2008年の「Gannymede」では23件、2009年の「Galileo」では33件、2010年の「Helios」では39件、2012年の「Juno」では70件と、プロジェクト数を着実に増加させてきた。

Kepler で、何が新しくなったのか?

Kepler に含まれるプロジェクトの中で、個人的にもっとも興味を惹かれるのは「Orion 3.0」だ。Orion は2011年、Web ベースの IDE としてスタート。以来進化を続け、現在ではより使いやすく、スケーラブルなプラットフォームとなっている。

Eclipse は統合開発環境ではあるが、若干毛色の異なるプロジェクトも含まれている。IT ビジネスサービス企業 SunGard の貢献による「Eclipse Stardust 1.0」もその1つだ。これは、成熟したビジネスプロセス管理スイートだという。

私が個人的に恩恵を受けているのは、PHP Developer Tools(PDT) と Eclipse(e4)の2つのプロジェクトだ。

PDT は Eclipse 向けの PHP 開発用プラグイン。今回のアップデートでバージョンは3.2 になった。だがその新機能リストには、バグ修正しか記載されていない。e4 についても同じで、新機能の説明は充実しているとは言えない。Eclipse Foundation は、Kepler で何が新しくなったのか、利用者に対してうまく説明できていないのだ。安定性が向上し、バグが修正されているのが最も重要であることは、私も理解してはいるのだが。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。