Wi-Fi Alliance は6月19日、「Wi-Fi CERTIFIED ac 認定プログラム」をリリース。ベンダーとエンドユーザーの双方に対して、802.11ac に準拠したデバイスでの相互運用性を保証する新たな認定プロセスの提供を開始した。

 
802.11ac は、1Gbps を超える転送速度と広いバンド幅を提供する新たな規格。Apple、Cisco、Aruba を含む多くのベンダーが802.11ac ソリューションをすでに発表しているが、Wi-Fi alliance は、これらベンダーは、発表済み製品の認定をこれから取得することになると見ている。Wi-Fi Alliance のマーケティングマネージャ Kevin Robinson 氏は InternetNews.com に対し、次のように述べた。

「ベンダーは、Wi-Fi CERTIFIED ac による認定を受ける必要がある。認定プログラムは利用者に対して、製品が他のベンダーのデバイスとも相互運用可能であることを保証するものだ。また、品質保証の指標ともなっている」

認定プログラムのテストスイートには、Broadcom、Intel、Marvell、Mediatek、Qualcomm によるチップセットと、リファレンスアーキテクチャが含まれている。Robinson 氏は、テストスイートには様々なチップセットが含まれているが、ベンダーはチップだけでなく、製品全体の認定を受けるべきだと説明した。

「我々が認定するのは、エンドポイントデバイスだ。認定済みのチップセット、リファレンスデザインを自社製品に統合するベンダーは、相互運用性に影響を与えうるすべてについて検討する必要がある」

認定ロゴ

Wi-Fi Alliance、802.11ac に対応した「Wi-Fi CERTIFIED ac 認定プログラム」をリリース
802.11ac には、専用の新しいロゴというものは存在しない。これについて、Robinson 氏は次のように説明した。

「デバイスが Wi-Fi Alliance の認定プログラムにパスしたことを示す Wi-Fi ロゴが存在するだけだ。.ac に向けた特別なロゴは存在しない」

Robinson 氏は、プロダクト認定においては、デバイスが 802.11ac をサポートしていれば、Wi-Fi Alliance はその機能をテストすると述べた。802.11ac をサポートしているデバイスで、802.11n だけを認定するようなオプションをベンダーが選ぶことはできないという。

Wi-Fi Alliance には、ワイヤレスネットワーク市場の55を超えるベンダーがメンバーとして参加している。これらメンバー企業は、代表的なデバイスから「実験台」となるデバイスを選択する。実験台デバイスは、他のすべてのデバイスのテスト対象として利用され、相互運用性を高めている。このテストプロセスは、ほぼ自動化されているという。

「すべてのデバイスが、実験台となっているテストデバイスに対して、一連のテストケースを通過する必要がある。このテストが、幅広いデバイスとの相互運用性を保証している」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。