IaaS 環境のネットワーク仮想化ソリューションを開発をするスイスの Mido Holdings 日本法人のミドクラは、6月12日から開催の「Interop Tokyo 2013」で企画コーナー「SDN ShowCase」に参加、OSS 二大クラウド基盤「OpenStack」「CloudStack」と、今年4月に製品版の販売を開始したオーバーレイ型ネットワーク仮想化ソリューション「MidoNet」とのインテグレーションを、実機でデモンストレーションしている。

また、ミドクラは、今春から、大阪のさくらインターネットと MidoNet の実証実験を行っており、SDN ShowCase 内のオープンステージで、さくらインターネットとミドクラの技術者が、実証実験の結果の中間報告、今後の MidoNet の強化機能や開発方向性について公開対談する。

さくらインターネットは、柔軟性やアジリティなど、既存技術では解決できない課題に直面しており、それを解決するために MidoNet をソリューションとする実証実験を行っている。

今春から実施している実証実験に携わるさくらインターネットとミドクラの技術者が、実証実験のこれまでの成果と、MidoNet に求められる機能強化などについて、対談する。

MidoNet は、「Intelligence at the Edge」というコンセプトで開発された自律分散型ネットワーク仮想化プラットフォーム。標準的な IP ネットワーク上で動作しながらも、知能を各エッジ側に配置しオーバーレイ型の仮想ネットワークを構成できるのが特長。あらゆる企業の IaaS ネットワーク環境を、充実した機能を備えた安全性の高いスケーラブルな仮想化ネットワーク環境にできる。

MidoNet は、OpenStack、CloudStack と統合されており、それぞれにスケーラブルでボトルネックや単一障害点を持たないネットワーク機能を提供する。また、MidoNet は L2/3 に留まらず、L4 ファイヤーウォール機能、今後は L7 までのネットワーク機能も併せて提供する予定。

Mido Holdings は、クラウドコンピューティングインフラ関連技術の専門家集団として、ネットワーク仮想化技術でクラウドコンピューティング利用を促進することなどを目的に日本で立ち上げられた多国籍研究開発型企業。

加藤隆哉氏(現取締役会長 Chairman of the Board)と、Amazon のトップエンジニアでありスイス連邦工科大学ローザンヌ校フェローとして活躍した Dan Mihai Dumitriu 氏が、2010年1月に東京で創業した。

研究開発体制はGoogle、Amazon でクラウドコンピューティング、あるいは分散インフラ技術に関わっていたコンピュータサイエンスの博士号、修士号を持つエンジニアで構成されている。現社員26名の国籍は6か国におよび、米国サンフランシスコ、スペインのバルセロナ、スイスのローザンヌ、東京の各拠点で事業を展開している。

【Interop Tokyo 2013】多国籍研究開発のミドクラ、OSS クラウド基盤と「MidoNet」の実機デモ
ミドクラのトップページ