京都の研究支援システム開発のキャトルアイ・サイエンスは、エンジニアリングデータ管理システムの最新版「ASNARO Version 2」(アスナロ)の販売を開始した。

ASNARO は、非定型な CAE や実験データを自動的にデータベース化して管理する機能に、ジョブ投入機能、ワークフロー機能などを統合したソフトウェアプラットフォーム。

最新版の ASNARO Version 2 では、階層化された分類フォルダにより、ファイルや関連情報をデータベースに簡単に登録、閲覧できるオプション機能「ASNARO Explorer」や、ワークフロー機能と連動した自動タグ付け/分類機能などの新機能が追加された。

また、データベース検索速度性能が最大約5倍に向上し、Windows PC、スーパーコンピュータ、クラスタ、クラウド、グリッド環境でのアプリケーション自動実行機能も、メタ情報の自動付与などの機能拡張が施された。

企業の研究開発部門や大学・研究機関の多くでは、CAE(コンピュータを用いた数値計算)処理の簡便化や定型業務の自動化、データファイルや解析情報の共有化に取り組んでいる。

しかし、自動化は、初期のシステム構築費用や維持改修費が膨大であるうえ、システムを高度化するほど適用範囲が狭くなり、利用率がかえって低下する。

また、ファイルサーバーやファイル共有システムを導入して社内ルールを定め、データファイルや解析情報の共有化を目指すものの、手動での登録作業は煩雑で、ファイル登録時に PC の CPU 負荷がかかることなどから、徹底できていない。

ASNARO シリーズは、こうした問題を解決するためにキャトルアイ・サイエンスが開発した製品。ファイルベースでのデータ管理、非定形エンジニアリングプロセス/データを自動的に収集、保存してデータベース化し、パラメータの管理やデータ間の対応関係(データ間紐付け)も管理できる。

また、解析関連アプリケーションへのジョブ投入などの複雑な操作を単純化するジョブ投入機能、複雑な処理やサーバー間のファイル移動を自動化するワークフロー機能を統合、標準で搭載している。

システム導入に際しての高度な開発は不要で、設定のみで既存のエンジニアリング環境に追加できる。また、エンジニアは GUI で操作できる。

ジョブ投入を ASNARO から実行すると、解析プロセス、設計変数、解析結果、目的関数をデータベースで一元管理、蓄積されたプロセスや結果データを組織内で共有/公開できる。

京都のキャトルアイ、エンジニアリングデータ管理システム「ASNARO」最新版を販売
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