IT ホールディングスグループのアイ・ユー・ケイ(IUK)は、同グループのクラウド・スコープ・テクノロジーズが開発した仮想化環境のシステム運用監視ソリューション「MoonWalker」を、日本 IBM の協力で仮想アプライアンス化、「MoonWalker for PureSystems」として販売を開始した。

MoonWalker for PureSystems は、仮想化環境で稼働するシステムで、運用管理者の負荷を抑えながら、システムの不具合が業務に与える影響を最小化するもの。Red Hat Enterprise Linux とパッケージ化し、あらかじめ設定/構成を最適化した仮想アプライアンスで、最短1時間で、VMware、KVM、Hyper-V などの仮想化環境の運用監視を開始できるという。

ライセンス価格は500万円(税別)から。IUK が販売する。

MoonWalker for PureSystems では、システム稼働監視に加え、仮想サーバーが稼働する物理サーバーの情報、仮想サーバーのネットワーク構成情報、仮想サーバーが物理サーバー間を移動するライブマイグレーション状態を収集、複雑な仮想化環境の構成情報を可視化できる。

専用ツール「IBM Image Construction and Composition Tool」(ICCT)で仮想マシンの標準的な形式「Open Virtualization Format」(OVF)に変換し、設定や構成、稼働確認を事前に済ませており、Red Hat Enterprise Linux 仮想化機能「KVM」を前提とした環境では、最短1時間で運用を開始できる。

統合型システム「IBM PureFlex System」の管理ソフトウェア「IBM Flex System Manager」と連携させ、PureFlex System や他社製サーバーを含む異機種システムをまとめて一元的に監視できる。Flex System Manager は、PureFlex System を構成するコンピュートノード、ストレージ、ネットワークの管理や、仮想化ハイパーバイザーの導入/変更などを、ウィザードで行うことができる。

また、PureFlex System は、IBM の UNIX システム「IBM Power Systems」とその仮想化機能「PowerVM」も搭載できるため、MoonWalker for PureSystems のインターフェイスから、PureFlex System を含むシステム環境全体を管理することで、VMware、KVM、Hyper-V、PowerVM などのさまざまな仮想化機能で、IT 資源を活用しながら、運用管理の負荷を低減できる。

IUK、仮想化環境運用システムを仮想アプライアンスに―IBM PureSystems で動作
ソリューション概要図

IBM の PureSystems アーキテクチャは、サーバー、ストレージ、ネットワークの各コンポーネントを統合し、そのハードウェア上で稼働するソフトウェアを自動的に構築できるもの。