35ドル PC 「Raspberry Pi」に、新たな Linux ディストロが追加された。

これまで、Raspberry Pi で動作する Linux には、Debian ベースの「Raspian」と、Arch ベースの「Pi」があった。

35ドル PC 「Raspberry Pi」に Fedora ベースの新たな Linux ディストロ「Pidora」登場
今回新たに加わった Linux の名前は「Pidora」。Fedora 18 の ARMv6 ビルドだ。
 


Pidora は Fedora を ARMv6 向けにポーティングしただけのものではない。Raspberry Pi ハードウェアにあわせた細かな修正がなされている。また、インストールを手助けするグラフィカルな Firstboot モジュールも用意される。

Pidora プロジェクトは、Red Hat が手掛けたものではない。Seneca Centre for Development of Open Technology の Fedora コミュニティメンバーの手によるものだ。だが、これを聞いて驚く人は多くはないだろう。Seneca と Fedora の関係は深く、例えば2009年の Fedora Users and Developers Conference(Fudcon)は、Seneca で開催された。これは私が唯一参加した Fudcon でもある。

Seneca の Chris Tyler 氏は次のように述べている。

「Pidora には、Raspberry Pi 専用の Python モジュールやネイティブライブラリが含まれている。例えば、WiringPi、bcm2835、それに python-rpi.gpio などだ。カーネルも I2C、SPI、シリアル、GPIO といったインターフェイスにあわせて調整されている。これらのいくつかは、特別なライブラリやモジュールを使わなくてもアクセス可能だ。さらに Pidora には、Broadcom の VideoCore IV GPU にアクセスするための、Raspberry Pi 専用ユーティリティとライブラリも含まれている」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。