Google Glass はまだ一般に公開されたわけではない。だが、すでに同デバイスによるプライバシー侵害を懸念する人々が現れ始めている。米下院議員によるグループは Google に対し、Google Glass のプライバシー上の懸念に関する質問状を公式に送付した。

New York Times はこの件を次のように伝えた。

「米国連邦議会議員による8名のグループは5月14日、Google に対し、同社が開発したウェアラブルテクノロジ―デバイス『Google Glass』の様々なプライバシー上の懸念に言及した質問状を送付した。同質問状は、Google の CEO である Larry Page 氏に対して送付されたもの。Google Glass に対する8つの質問が含まれており、6月14日までに回答するよう要求されている。同質問状には次のようにある。

『我々は、この新たな技術が米国の一般市民のプライバシーを侵害するものとならないか、大きな関心を抱いている。Google Glass はまだ発売されてはいないため、我々には Google がプライバシー保護の機能を同デバイスに導入する計画があるのかわからない』

BBC News は、Google がプライバシー保護意識の高い企業とは言えないと指摘している。

「Google トップである Larry Page 氏に宛てられた質問状では、個人情報に関しては、Google の歴史がクリーンなものとはいえないことを指摘している。例えば、Google はストリートビューの景観撮影車が、暗号化されていない Wi-Fi ネットワークのデータを意図せず収集していたことで、非難された過去を持っている。政治家たちは、Google が同じ過ちを繰り返さないのか、確認したいと考えているようだ」

The Verge は、Google Glass で写真や動画を撮影をするには相手をじっと見つめる必要があり、これがプライバシー保護に役立つとする Google エンジニアの発言を紹介している。

「Google のエンジニアは、I/O セッションにおいて、Google のプライバシー保護機能を擁護していた。Google の Charles Mendis 氏は次のように説明している。

『もし私があなたを撮影するには、あなたを凝視しなければならない。じっと凝視されたら、誰でもそれに気付くはずだ。例えば、もしトイレに入ろうとしたとき、誰かがじっと自分を見つめていたら、あなたがどう反応するかはわからないが、私ならあわてて逃げだすだろう』」

米下院議員、Google Glass のプライバシー侵害に懸念を表明
Google エンジニア Charles Mendis 氏