米国 Google の CEO Larry Page 氏は、声帯まひを患っていることを公表。同時に、声の問題を研究する米国 Boston の「Voice Health Institute(VHI)」に多額の寄付を行ったことを発表した。

VHI のメンバーであるハーバード大学メディカルスクール教授の Steven M. Zeitels 博士によれば、Page 氏による寄付金は数千万ドルにも上るものだったという。Zeitels 博士は、声の回復に向けた次世代の外科的な治療法の研究で指導的な役割を果たす。同博士は、eWeek の E メールによるインタビューに対し、次のように回答した。

「研究所では、声帯の柔軟性を復活させる生体適合物質の開発や、麻痺した声帯筋に電気的な刺激を与える新たな治療方法も研究する」

Zeitels 博士の研究チームは、Page 氏および Page 氏の妻である Lucy Page 氏 とも協力し、「人が声を失う主要な原因の解決」を目指すと述べている。

VHI のプレジデントである John L. Ward 氏は、Page 氏の寄付に対して次の声明を出している。

「Page 氏の資金提供により、医学的、薬学的、技術的なイノベーションを生みだし、声や呼吸の問題で苦しんでいる何百万もの患者に対して新しいソリューションを提供できるようなるだろう」

声の問題は、呼吸の問題も引き起こす。これは、命にかかわる問題だ。Page 氏は、Google+ への投稿で次のように述べている。

「声帯まひ」を公表した Google の Larry Page 氏、声帯治療の研究に多額の寄付
Google CEO の Larry Page 氏
「声帯の神経の問題は呼吸にも影響する。このため、激しい有酸素運動を行う能力は少し低下してしまった。とは言うものの、カイトサーフィンをしているとき、友人たちは彼らより私の方がまだ体力があると思っているくらいだ」

Zeitels 博士は Page 氏の健康状態について、「Page 氏は自身の状況について、声明で正確に述べている。彼自身の健康状態は、とても良い」と述べている。

声帯麻痺については、データが少ないため、Page 氏と VHI は、VHI のアンケートサイト「Vocal Cord Paralysis / Paresis Survey」で患者に対してデータの提供を求めている。