富士通は、同社のクラウド製品/サービス群を「FUJITSU Cloud Initiative」として新たに体系化、クラウドビジネスを展開することを発表した。

今回その第1弾として、新サービス10種(IaaS 2種、PaaS 4種、クラウドインテグレーションサービス4種)、強化サービス2種(PaaS 1種、セキュリティサービス1種)を発表した。また、これらは、5月16日、17日に東京国際フォーラムで開催される「富士通フォーラム2013」で展示する。

富士通、クラウド製品やサービス群を体系化して「FUJITSU Cloud Initiative」に
富士通のクラウドサービス

■IaaS 新規2種

顧客専用パブリッククラウドサービス「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5 専用サービス」[と、顧客の要件に応じてカスタマイズできるプライベートクラウドサービス「FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted」がある。

「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5 専用サービス」は、物理サーバー、ストレージ、ネットワーク環境の全リソースを顧客専用に提供するパブリッククラウドサービス。パブリック/プライベートクラウド、双方の特長をあわせ持つサービス。

これにより、今までパブリッククラウドの利用が難しかった、個人情報を扱う行政機関や医療機関、企業内で閉じたシステムを使っていた顧客も、パブリッククラウドが利用できるようになる。

また、FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted は、運用基準やセキュリティポリシー、サービスレベルを、顧客の要件に応じて個別にカスタマイズできるプライベートクラウドサービス。富士通データセンターから提供する。

■PaaS(新規4種、強化1種)

新規4種には、クラウド連携/統合基盤「FUJITSU Cloud PaaS RunMyProcess」、SaaS アプリケーション開発共通基盤「FUJITSU Cloud PaaS Cloud Service Enabler」、ソーシャル連携基盤サービス、モバイル活用基盤サービスがあり、また、ビックデータ活用基盤「FUJITSU Cloud PaaS データ活用基盤サービス」を強化する。

FUJITSU Cloud PaaS RunMyProcess は、クラウドサービスやオンプレミスにあるサービスやデータを連携/統合し、新たな業務システムの構築を支援するもの。デザインツールでプロセス(ワークフロー)や Web 画面を作成、また、豊富なコネクター(約1,800種)でパブリッククラウドと統合できる。

「FUJITSU Cloud PaaS Cloud Service Enabler は、SaaS の構築/運用に必要なマーケットプレイス、ID 管理/認証、契約/課金などを標準機能とした基盤を提供するもの。顧客はコアとなる既存アプリケーション/パッケージの開発/運用に専念できる。

ソーシャル連携基盤サービスは、ソーシャルクラウドに必要となる、複数のプレイヤーやアプリケーションによるデータ共有/連携を実現する基盤サービス。

モバイル活用基盤サービスは、モバイル端末でクラウドサービスを利用するのに必要となる各種機能(ID 管理/認証、ポータル、アプリセキュア配布/実行など)を一括で提供するサービス。

■クラウドインテグレーションサービス(新規4種)

「FUJITSU Cloud Integration Serviceクラウド導入アセスメントサービス」「FUJITSU Cloud Integration Serviceクラウド導入サービス」「FUJITSU Cloud Integration Serviceクラウド運用管理サービス」、それにマルチクラウド環境の統合運用サービスがある。

「FUJITSU Cloud Integration Service クラウド導入アセスメントサービス」では、顧客システムのクラウド要件を踏まえた最適な導入プランを作成、事前検証支援や Fit&Gap 分析を行う。

「FUJITSU Cloud Integration Service クラウド導入サービス」では、クラウドを導入する際のインフラの設計/構築からミドルウェアの導入、性能テスト、セキュリティテスト支援を行う。また今後クラウドを運用するに当たっての準備作業を行う。

「FUJITSU Cloud Integration Service クラウド運用管理サービス」では、顧客のクラウド環境の稼働状況の管理や監視/トラブル対応などのマネジメント、定期的なオペレーション、セキュリティ運用などを行う。

マルチクラウド環境の統合運用サービスでは、ICT リソースを監視し、ITIL 対応の運用ツールをクラウドで提供する。パブリック/プライベートクラウドなど、マルチクラウドにも柔軟な運用管理が可能となる。