土曜日の夜遅く、Linus Torvalds 氏は3.10 -rc1 をリリースした。これは、Linux カーネル史上、過去最大規模の増分アップデートだ。Tovalds 氏はメーリングリストに次の投稿をしている。

Linux 3.10 -rc1 リリース―カーネル史上過去最大規模のアップデート?
「3.10 rc1 は、ここ数年で(もしかしたらこれまでで)最大規模の -rc1 だ。実際の行数はわからないが(数えてもいないが)、少なくともコミットの数は過去最高となっている」

コミットの内容を見れば、その多くがこれまで同様ドライバーアップデートであることが分かる。Linux は、かつてないスピードで、新しいハードウェアに適応しているのだ。

Linux 3.10 では、KVM 仮想化への対応でも大きな進化が見られる。Red Hat の開発者 Gleb Natapov 氏のツリーが Linux 3.10 -rc1 には統合されている。

bCache フレームワークによるファイルシステムキャッシングも、Linux に大きなパフォーマンス向上をもたらす機能の1つ。Linux git ドキュメントには、bCashe について次のように説明されている。

「大容量で低速の Raid 6 や X-25E があるとしよう。これらをキャッシュとして利用できれば素晴らしいとは思わないだろうか? bCashe はその目的で作られた 」

Linux 3.10 の開発はまだスタートしたばかり。リリースに至るまでは、少なくともあと5週間は待たねばならない。だが、Linux 開発のペースが2013年も引き続き加速しているのを知って、私はとてもわくわくしている。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。