米国ストレージメーカーの EMC は、世界初(同社による)の SDS(Software-Defined Storage)プラットフォーム「EMC ViPR」を発表した。

EMC ViPR は、ストレージインフラ(コントロールプレーン)とインフラストラクチャ内のデータ(データプレーン)の両方を管理できる環境を提供するもの。

「EMC ViPR Controller」は、既存のストレージインフラを活用して従来のワークロードに対応しつつ、新しい「ViPR Object Data Services」(Amazon S3 または HDFS API を通じて接続)で次世代のワークロードに対応する。ViPR Object Data Services は、Swift を通じて OpenStack と統合、エンタープライズストレージやコモディティストレージで実行できる。

EMC ViPR は、業界標準の API を通じて VMware Software-Defined Data Center と統合、Microsoft 環境と OpenStack 環境に対応する。

EMC ViPR には、ストレージ インフラストラクチャ(コントロールプレーン)と、インフラストラクチャ内データ(データプレーン)の両方を管理する機能がある。

「コントロールプレーン」と「データプレーン」を分けることで、両方を同時に使用できるようになる。また、コントロールプレーンのみを使用して、基盤となっているストレージインテリジェンスを、ポリシーに準じた自動化で管理することもできる。

これにより、ストレージ仮想化に対するこれまでの取組みから大きく進歩した。

EMC ViPR の機能は完全にソフトウェアとして実装でき、EMC 環境、非 EMC 環境、コモディティハードウェア環境のすべてに対応する。

EMC ViPR Controller はストレージインフラを管理する「コントロールプレーン」で、下層のストレージインフラを仮想化し、自動化を促進する。プロビジョニングや移行などの一般的なストレージ管理機能も実装しており、異なる複数のストレージアレイを1つのプールリソースとして管理できる。

作成されたストレージプールは、アプリケーションごとに分割して利用できる。ViPR にはこのためのセルフサービス型ポータルが用意されており、アプリケーションオーナーはストレージ サービスカタログをブラウザで確認し、最適なサービスリソースを利用できる。

最も一般的なストレージインフラとして、EMC ViPR は「コントロールプレーン」のみを提供する。ストレージを検知、仮想ストレージプールを構築し、アプリケーション用にこれらのプールのプロビジョニングを実行し完了する。また、基盤のストレージインフラからストレージを検出、下層レイヤーのアレイにオフロードするとともに、インテリジェント機能を利用できる場合はそれを利用する。

EMC ViPR Data Services は「データプレーン」を提供するもの。

Amazon S3 および OpenStack Swift 対応の REST API と HDFS に接続でき、これらの API に対応する既存のソフトウェア アプリケーションはシームレスに実行される。サードパーティ アレイおよびコモディティ ハードウェアに加え、データ保持レイヤーとして、既存の EMC Atmos、EMC VNX、EMC Isilon の各アレイにも対応している。

EMC、ソフトウェア定義のストレージプラットフォーム「ViPR」を発表
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