NEC は、屋外での携帯電話を使用する際、音声の自然さを損なわずに風の雑音を抑圧する技術を開発したと発表した。強風の屋外でも、クリアな音声で携帯電話の通話や録音ができるという。

NEC は、雑音が、風から発生する一定の雑音(定常雑音)と風の強弱により変動する雑音(非定常雑音)の2つで構成されると分析。それぞれを適切に抑圧することで、風雑音のみの抑圧を可能にした。

風の特性や強さに対応し、風雑音のみを抑圧する技術は、世界初だという。従来は、風雑音が集中する周波数帯域を一定のレベルで抑圧していたため、帯域の音声すべてが抑圧され、音声の自然性が損なわれる、抑圧の程度が不十分で風雑音が排除されきらない、などの問題があった。

また、周囲雑音の抑圧と風雑音の抑圧の処理を共通化した。これにより、それぞれ別々に行う処理法と比べ演算量を3割削減。Android 端末に実装したところ、処理の遅延なく処理できることを確認したという。