Linus Torvalds 氏は、2013年2つ目の節目となる Linux カーネルをリリースした。今回リリースされた Linux 3.9 には、オープンソース OS をより高速に、より高い効率を持つものにする新機能が搭載されている。

Linux 3.9 リリース― SSD キャッシング、ARM 対応拡張、Intel による PowerClamp の搭載
3.9 カーネルは Linux 3.8 カーネルのリリースからちょうど10週間後に、8つのリリース候補を経て一般に公開された。Torvalds 氏は、メーリングリストのメッセージに次のように書いている。

「理由はどうあれ、今週はとても静かで、3.9 の最終版リリース作業を行うには適していた。だから、-rc8 に対する作業は終了したと判断した」

SSD キャッシング

Linux 3.9 カーネルでは、SSD への対応がより強化されている。Red Hat 開発者たちが、サーバーオペレーションを高速化する SSD キャッシングの開発に貢献したためだ。この機能では、Linux デバイスマッパ―にキャッシュターゲットを追加可能となる。Red Hat 開発者の Joe Thornber 氏は、Linux カーネルコミットメッセージに次のように書いている。

「ターゲットを追加することで、SSD のような高速デバイスを、ディスクのような低速デバイスのキャッシュとして利用できるようになる」

ARM アーキテクチャでも KVM をサポート


Linux は最近のリリースで、徐々にではあるが確実に ARM アーキテクチャサポートを向上させている。ARM サポートを最初に統合したのは、2012年12月にリリースされた Linux 3.7 カーネルだった。

3.9カーネルでは、KVM 仮想化ハイパーバイザへのサポートも ARM で可能となっている。KVM が最初にサポートされるチップは、ARM Cortex A-15 プロセッサだ。

PowerClamp

Linux 3.9 に搭載された新機能の1つに、PowerClamp がある。これは、Intel によって開発されたもの。PowerClamp は、電源管理とサーバーオペレーションの効率性をこれまでにないレベルにまで高めることができる。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。