日本 IBM は、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)やシステムインテグレーター(SIer)による仮想アプライアンスの作成や展開を支援する「IBM 仮想アプライアンス・センター」を、東京都中央区の晴海事業所に開設した。

仮想アプライアンスは、専用ツール「IBM Image Construction and Composition Tool(ICCT)で、OS、データベースなどのミドルウェア、アプリケーションの構成や設定をあらかじめ済ませ、アプリケーション実行環境を整えたソフトウェア。

仮想アプライアンスを活用すれば、さまざまな専門スキルが必要な複雑な導入/設定作業を大幅に簡略化、サービス利用開始までの時間短縮、システム構築の工数削減によるコスト低減、安定した高品質のサービス提供を実現できる。

センターでは、VMware、KVM、PowerVM などの仮想化ハイパーバイザー上で稼働できる、仮想アプライアンスの作成を支援する。作成した仮想アプライアンスは、IT 環境の一元管理方式を検討する標準化団体「Distributed Management Task Force」(DMTF)で規定された標準的な形式「OpenVirtualization Format」(OVF)に則っており、同じハイパーバイザー環境であれば、一度作成すると、ハードウェアに依存せず稼働できるようになる。

また、センターでは、専用ツールで ISV のアプリケーションや各種ミドルウェア、OS を最適に設定してパッケージ化し、稼働確認などの技術検証を、ISV や SIer と共同で行い、検証した仮想アプライアンスは日本 IBM の Web サイトで紹介する。

仮想アプライアンスは、仮想化環境で稼働するアプリケーションをより簡単に展開し、保守作業などを大幅に削減できるため、ISV や SIer の間では仮想アプライアンスに対する関心は高まっていたが、ビジネス展開が難しいという課題があった。

日本 IBM、ISV や SIer の仮想アプライアンス作成/展開を支援するセンターを新設
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