米国 salesforce.com は、「Salesforce Chatter」のソーシャルインテリジェンスを強化する新たな機能「Chatter Topics and Expertise」を発表した。この機能で企業が関心グラフを活用、顧客、パートナー、従業員、製品がすべて、これまでとは違う新しい手段でつながる「カスタマーカンパニー」の実現を支援する。

Chatter Topics and Expertise は、ユーザーが関心のあるトピックについての知見や専門家、資料・情報などを見つけることができるようにするもの。Chatter は企業内 SNS 「Salesforce Platform」を基盤に構築されており、Salesforce アプリケーションのすべてにソーシャルインテリジェンス機能を提供する。

Chatter Topics and Expertise は、ソーシャルインテリジェンス技術である「Chatter Recommendations」「Chatter Influence」「Chatter Similar Files」をベースにしたもの。

構造化情報と非構造化情報の両方が Salesforce 環境内で分析、分類されるが、このプロセスを通じて Chatter Topics and Expertise はトピックに関係する専門家やファイル、グループ、その他の情報をシームレスに結び付け、ひとつのトピックページで提供する。トピックページは同社独自のアルゴリズム(特許出願中)を通じて自動的に整理され、ユーザーの継続的な関わりとフィード内のトピック提案の検証に基づいて強調される。

これにより、ユーザーは Chatter Topics and Expertise で、ソーシャルグラフと関心グラフの両方を活用できるようになる。

たとえば、新規採用の従業員は、仕事を覚えるのに役立つトピックページとグループを見つけ、数日や数週間ではなく、数時間レベルで仕事を覚えることができる。

また、どの従業員も、製品開発のロードマップ情報を持つ製品の専門家や、ソートリーダーの役割を果たしているインフルエンサーなど、必要な専門家をリアルタイムに探してコミュニケーションを取ることができる。

Chatter は Salesforce Platform を基盤に構築されており、すべての Salesforce アプリケーション、および Salesforce Platform を基盤にしているカスタムアプリケーションとパートナーアプリケーションに実装されている。

Chatter Recommendations と Chatter Similar Files は、現在 Salesforce Chatter で利用できる。また、Chatter Influence は現在 Salesforce Chatter Plus で利用できる。Chatter Topics は現在パイロット版を提供中で、2013年下半期に一般提供開始の予定。Chatter Topics の料金は、現在のところ一般提供開始時に発表の予定。

SNS はユーザーに、コミュニケーションや情報へのアクセス、その利用で、これまでとは異なる新しい手段を学ぶ場としての役割を果たしている。Facebook の関心グラフは、友達や家族、同僚、グループなど、消費者と人とのつながりをベースに形成される。また Twitter では、消費者がフォローしているブランドや専門家、ハッシュタグなどのまとまりをベースに、関心グラフが形成される。

一方、顧客企業はソーシャルグラフと関心グラフから価値を引き出す新しい手段を求めており、これらのグラフが交わる部分には、様々な組織やコミュニティにおける影響関係、ノウハウ、トレンドなど、新たな手段で人と情報を結び付けるユニークな情報が浮かび上がってくる。

今回発表された新機能は、これらの期待に応えるもの。

米セールスフォース、企業向け SNS Chatter でソーシャルインテリジェンスを強化する新機能を発表
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