NTT ドコモは、クラウドサービスの応答時間を最大50%短縮するサーバー管理技術を開発、ソースコードを「OpenStack Foundation」に提供した。このソースコードは、「OpenStack」最新版、「Grizzly」の標準機能として導入された。

この技術により、利用状況に応じて、仮想化サーバーと物理サーバーのクラウド基盤を切り替えられるようになる。仮想サーバー向けの OpenStack API との互換性が保たれているため、仮想サーバー制御に利用していたソフトウェアを変更せず、物理サーバー向けに流用できる。OpenStack のスケーラビリティを活用した、数百台規模の物理サーバーを管理できる(多数のサーバーに同時に OS をインストールしたり、アップデートができる)。

OpenStack は、サーバー仮想化技術により、1台の物理サーバーを仮想的に複数のサーバーのように動作させ、仮想サーバーを顧客が利用するクラウドサービスごとに割り当てる、クラウド基盤のソフトウェア。

今回開発されたサーバー管理技術は、応答時間の遅延の原因となっていたサーバー仮想化技術を利用せず、OpenStack 上で直接物理サーバーをサービスごとに割り当てられるようにするもの。これにより、一般的なクラウドサービスの応答時間を約10%〜50%改善できるという。

NTT ドコモのクラウド応答時間を最大50%短縮するサーバー管理技術、OpenStack 最新版 Grizzly へ
サーバー仮想化技術を利用しない物理サーバーを活用、応答時間を高速化した