Firefox 21 はベータ段階に入った。このバージョンには、6週間後には一般に向けて公開される新たな機能が多数追加されている。

追加される機能の中で目玉となるものが「Firefox Health Report」プログラム。これは、Mozilla が昨年9月に公表したブラウザの品質向上に向けた取り組みだ。

Firefox 21 の「Firefox Health Report」では、パフォーマンスデータの収集機能がデフォルトで「オン」に
Firefox Health Report プログラムでは、利用者は Mozilla に対してパフォーマンスデータを送信する。その見返りに、利用者はブラウザパフォーマンスに関する詳細な情報を取得できる。

だが、この機能には問題がある。Mozilla の公表した「Firefox Health Report - understand your browser performance」によれば、Firefox Health Report では、パフォーマンスデータの収集と Mozilla への送信が、デフォルトでオンになっているというのだ。

Mozilla は一体どうしたのだ。

データは、パフォーマンス向上ために利用されるだけであり、送信される情報には利用者を特定可能なものは含まれないという。だが、個人的には Mozilla のやっていることは矛盾しているように見える。

Mozilla はクッキーに対する扱いや、Web サイトによる利用者のトラッキングに対する新たなポリシーを打ち出し、利用者のプライバシー保護を謳っている。なのに、Mozilla 自身がブラウザのパフォーマンス情報をデフォルトで収集するというのは、辻褄が合わないのではないか?

この機能はまだベータ段階にある。Mozilla にはこの機能に対するポリシーを変更する時間がある。個人的には、最終的に Mozilla がこの機能をデフォルトでオフにしてリリースして欲しいと願っている。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。