インターネットイニシアティブ(IIJ)は、1台の ISO 規格20フィート コンテナ内に IT 機器と空調機能を収め、1年を通して外気冷却による運用が可能なコンテナ型データセンター モジュール「co-IZmo(コイズモ)」を開発した。2013年4月上旬から1年間、同社の「松江データセンターパーク」(島根県松江市)で実証実験し、省エネ化と可搬性向上によるコスト削減効果を確認するとともに、商用化に向けた検証を行う。

IIJ、外気冷却で通年運用可能な小型 20ft. コンテナ型データセンター「co-IZmo」
左:既存の IZmo(設置スペース:4×20m)
右:新型の co-IZmo(設置スペース:8×3m)

現在 IIJ が松江データセンターパークに設置しているコンテナ型データセンター モジュールは、9ラック構成で中規模から大規模な用途を想定した「IZmo(イズモ)」。IZmo そのものはサーバーなどの IT 機器を収容するコンテナで、運用時には冷却用の空調モジュールを接続する。空調モジュールと IZmo をダクトで連結し、室外機用の冷媒配管を設ける必要があり、4×20m の設置スペースを要する。

これに対し co-IZmo は、小規模用途の3ラック構成。20フィート コンテナ1台に IT 機器と空調機能をまとめ、設置スペース8×3m の小型化と可搬性の向上を実現させた。外気だけで通年の温度/湿度管理が可能なよう設計しており、省エネ効果も期待できるという。ただし、IZmo と違って N2 ガス消火機能は備えていない。

左:既存の IZmo(空調モジュールを外部接続) 右:新型の co-IZmo(空調モジュールを一体化)
左:既存の IZmo(空調モジュールを外部接続)
右:新型の co-IZmo(空調モジュールを一体化)

なお、松江データセンターパークは、日本初の商用外気冷却コンテナ型データセンターとして2011年4月に開設。工場で組み立てたコンテナ型モジュールをそのまま運搬/設置できるため、構築期間を大幅に短縮できたとしている。2013年4月18日より拡張工事を行う予定。

松江データセンターパーク(拡張工事完了後の予想図)
松江データセンターパーク(拡張工事完了後の予想図)
(1)現行施設
(2)拡張予定施設

松江データセンターパークの紹介ビデオ