米国 Microsoft はついに、「Windows Blue」についての沈黙を破った。Windows Blue とは、Windows 8 の OS のアップデートだけでなく、Microsoft 全体の製品やサービスの多くに関わるコードネームのことである。

Microsoft が開発者向けイベント「BUILD」で「Windows Blue」を公開か
Microsoft 全体の製品やサービスの多くに関わる「Windows Blue」

「TechFest 2013」などで示唆したことはあったが、Microsoft はこれまで、Windows Blue についての発言を避けてきた。しかし最近では、その情報を明かし始めている。

コーポレートコミュニケーション部門の VP である Frank X. Shaw 氏は、Microsoft の公式ブログで、Windows Blue について初めて公に述べた。

「Microsoft の製品の市場での浸透と、今後の発展についての明確な展望を元に、プロダクトリーダーたちは、デバイスとサービスの向上のためのプランに取り組んでいる。そしてその一連のプランが、Microsoft 内部では Blue と呼ばれている」

Blue は Windows 8 にとって、初の大規模なアップデートになる。そして Blue の仕様のほとんどは、タブレット用 UI 搭載の OS に合わせていることが、最近明らかになった。この事実は、Windows のデスクトップは段階的に廃止されるのではないかという不安を、さらに駆り立てるものとなっている。

Blue の登場により、Microsoft がこれまで提供してきた「Service Packs」が終了することも考えられる。その代わりに Microsoft は、Apple の OS X のリリースのように、アップグレードのスケジュールをわかりやすいものに変えるだろう。Shaw 氏の発表は、Blue が Microsoft の新たな開発サイクルと出荷サイクルのモデルになることを示している。

Shaw 氏は今後の展望を、次のように述べた。

「我々のユーザーは既に、継続的なアップデートに慣れている。そして過去6か月の間に、新しいデバイスやアプリケーション、サービス、パフォーマンスの向上や機能の追加などのイノベーションも経験している。この新しい開発サイクルは、Microsoft 全社にわたる標準となった。我々は、利用者の体験を重視しつつ、大胆でありながら、これまでの資産とも連携のとれた、エキサイティングな新しいシナリオを導入していく」

Shaw 氏は加えて、インテグレーションの深化と、さらにシームレスな環境を目指した宣言もした。

「我々のプロダクトグループはユーザーの期待に応えるために、統合された製品計画アプローチを取っている。このため利用者は、いつでも、どこでも、何をしていても、必要なデバイスやアプリ、サービスを入手できる」

Blue はそのコピーが出回っているが、2013年6月26日‐28日にサンフランシスコで開かれる開発者向けカンファレンス「BUILD」に参加すれば、最新版が体験できるかもしれない。

Microsoft の Guggenheimer 氏は、3月26日の公式ブログで次のように述べている。

「BUILD では、Blue の最新情報をお伝えする。また、Windows、Windows Server、Windows Azure、Visual Studio の今後についても話す予定だ」

Blue が BUILD で公開されるかは定かではないが、関係者は、The Verge に、Microsoft  が BUILD での公開に向けて準備を進めていることを明かした。The Verge には次のようにある。

「Microsoft は6月の BUILD に向けて、Blue の公開の準備を進めている。Microsoft の計画に詳しい情報筋によれば、今月初旬に Microsoft は、節目となる Windows Blue のプレビューの作成に取りかかっているという」