電気自動車ベンチャーの SIM-Drive が、先行開発車事業第3号の成果である「SIM-CEL」と、先行開発車事業第4号の開始を、東京プリンスホテルで発表した。

出席したのは、先行開発車事業第1/2/3/4号参加企業などとその関係者、および報道機関。

SIM-Drive が航続距離 300km 以上、最高速度 180km/h の電気自動車を試作
「SIM-CEL」

先行開発車事業第3号では、2015年ころの電気自動車の量産化を狙い、電気自動車を試作、この事業に、電気自動車ビジネスへの参入を計画している26企業などが参加した。

SIM-CEL では、1号車の「SIM−LEI」、2号車の「SIM-WIL」で達成した航続距離 300km 以上に加え、加速感、乗り心地、居住性を改善したが、特に加速感を重視した電気自動車となった。

さらに、クラウド技術を活用し、スマートハウス、スマートシティと電気自動車を連携させることで情報、エネルギー、サービスのスマートな利用を目指す「スマートトランスポーテ―ション」概念を打ち出した。

「スマートトランスポーテ―ション」体系「SIM-iBee」
「スマートトランスポーテ―ション」体系「SIM-iBee」

これにより、電気自動車分野に、既存の自動車メーカーのみならず、住宅メーカー、デベロッパーなどが参入する契機も生まれる。

SIM-CEL は、SIM-Drive の基本技術であるダイレクトドライブ方式インホイールモータ、コンポーネントビルトイン式フレームを採用、4.2秒でゼロから時速 100km に加速できる。また、電費性能は、世界最高レベルの 91.2Wh/km。最高速度は 180km/h、電池容量は 29.6kWh(リチウムイオン電池)、充電時間は1時間(CHAdeMO、80%まで)。

「SIM-CEL」に搭載されたモーター
「SIM-CEL」に搭載されたモーター

すでに今年2月25日から開始されている先行開発事業4号では、3号に引き続き、インホイールモーター技術とコンポーネントビルトイン式フレームを活用した、4輪独立駆動技術を車両に組み込んだ電気自動車を試作する予定。スマートトランスポーテ―ション分野も拡大する。

参加費は1機関あたり2,000万円だが、企業など14機関がすでに参加を表明している。