米国 Red Hat は、リアルタイム Linux プラットフォーム「MRG 2.3」をリリースした。

Red Hat、リアルタイム Linux プラットフォーム「MRG 2.3」をリリース
リアルタイム Linux は、決定論の要求が高い状況で利用される Linux。軍事目的など、レイテンシ要件の厳しい産業から注目を集めている。Red Hat が「MRG (Messaging、Real time Grid)」と呼ばれるリアルタイム Linux プラットフォームを公表したのは2007年。当時はリアルタイムへの対応は、メインライン Linux カーネルとは別の場所で行われていたが、現在はそれが変化してきている。

MRG2.1 がリリースされたのは、2012年1月。この時点で、Red Hat は、MRG のベースとして Linux 3.0 カーネルを利用していた。MRG 2.3 では、3.6 カーネルをベースにしている。

Red Hat がそのフラッグシップ OS である Red Hat Enterprise Linux に最新のカーネルを採用することはない。今回採用された Linux 3.6 も、Linus Torvalds 氏が2012年10月にリリースしたもの。電源管理に改良が加えられ、メモリ及びディスクへのサスペンド機能が改善されている。

Red Hat によれば、Red Hat の 3.6 カーネルでは、新しいハードウェア機器への対応、向上したドライバー、拡張されたセキュリティ、マイクロ秒単位の低レイテンシ決定論への対応を提供しているという。

さらに、MRG プラットフォームは、技術プレビュー版の「高精度時間プロトコル(Precise Time Protocol : PTP)も提供している。PTP は、広く利用されている NTP よりも劇的に高い精度を提供可能だ。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。