米国 IBM は、自社の全クラウドサービスおよびソフトウェアでオープンソース基盤を採用すると発表した。第一弾として、「OpenStack」ベースのプライベート クラウド ソフトウェア「IBM SmartCloud Orchestrator」を投入する。同ソフトウェアは今年度後半の発売予定で、ベータ版を3月末にリリースするとのこと。

IBM SmartCloud Orchestrator は、複数のクラウドサービスを柔軟に管理できる、使いやすいインターフェイスを採用することで、顧客のコスト削減や利便性をサポートする。また、エンドユーザーは特定のベンダーに縛られず、OpenStack ソフトウェアを手がける企業から、ニーズに合った最適な製品を自由に購入できるようになる。

IBM は、IBM SmartCloud Orchestrator の特徴として以下の3点を挙げている。

・パターン化されたクラウドの組み合わせを提供することで、数分で新たなクラウドサービスを構築可能
・複数ベンダーにまたがるコンピューティング、ストレージ、ネットワークの各アプリケーションを1つのプラットフォームで管理し、様々なクラウドサービスを迅速に配備、コスト削減へと繋げる
・チャージバック/メーター機能で、ユーザーの利用管理作業を簡素化する

IBM のソフトウェア担当 SVP である Robert LeBlanc 氏は、クラウドコンピューティングにおけるオープンソースの重要性を以下のように語る。

「オープンソースが Web と Linux に革命をもたらしたのと同様に、クラウドコンピューティングにも多大な影響を及ぼすであろう。これまで最前線でオープンソースを開発してきた我々は、クラウドコンピューティングにおいても同様に取り組んでいく。これまで特定のベンダーに縛られてきた顧客は、今度はニーズを満たす最適なプラットフォームを自由に選択することになるだろう」

クラウドコンピューティングにおけるオープンソースの重要性