YRP ユビキタス・ネットワーキング研究所は、東京都交通局、東日本旅客鉄道、東京地下鉄の協力を得て、総務省委託事業「情報流通連携基盤の公共交通分野における実証」(平成24年度)の実証実験を実施する。

今回実施する実証実験では、「公共交通情報流通連携基盤システム」を構築し、その有効性を検証する。また、実証実験の際に、リアルタイム運行情報サービス「ドコシル」、「ココシルアシスタント」機能を搭載した NFC タグ対応スマートステーションシステム「ココシル東京駅」をリリースする。Android に対応、Google Play で実験期間中は無償で配布する。実証実験の実施期間は3月1日から3月29日まで。

リアルタイム運行情報サービス「ドコシル」は、公共交通情報流通連携基盤システムの情報を活用した都営バス(23区内)や、鉄道のリアルタイムな運行情報を表示するアプリケーション。駅、バス停ごとの時刻表、事故などで遅延が発生した路線や列車運行情報を表示する。視覚障がい者向けには音声で列車運行情報を案内、また都営バス(23区内)の到着予想時間と列車運行情報を、音声でリアルタイムに通知する。

リアルタイム運行情報サービスやスマートステーションシステムの実証実験を開始
「ココシル」の都営バス停情報(左)都営バス位置情報(中央)都営バス停時刻表(右)


「ココシル東京駅」は、東京駅構内の位置情報を推定して現在地を表示、施設案内を行うもの。駅構内には Android で一部対応の NFC(Near Field Communication)内蔵タグプレートを設置し、タッチするだけで現在地情報を確認でき、場所を記録するブックマーク機能が利用できる。

また、「ココシルアシスタント」機能では、新幹線出発までの残り時間と現在位置を元に便利な周辺施設、駅ナカの店舗、トイレの場所などを案内する。

さらに、列車運行情報のほか、駅構内10箇所に設置された温度湿度センサの情報や花粉センサーによる花粉情報を配信する。

「ココシル東京駅」ホーム画面(左)と列車運行情報提供画面(右)
「ココシル東京駅」ホーム画面(左)と列車運行情報提供(右)のイメージ

駅にいる残り時間と現在位置よりおすすめスポットや店舗を紹介する「ココシルアシスタント」機能
駅にいる残り時間と現在位置よりおすすめスポットや店舗を紹介する「ココシルアシスタント」機能

なお、「ドコシル」「ココシル東京駅」の両方において、列車運行情報は、JR 線における、京浜東北線、総武快速線、中央快速線、東海道線、武蔵野線、山手線、横須賀線、京葉線、東北/上越/長野/山形/秋田新幹線、長距離列車、東京メトロと都営地下鉄全線の列車運行情報を提供する。