米国 Intel は2月26日、オープンソースのビッグデータ管理プラットフォーム「Hadoop」の独自ディストリビューションを提供すると発表した。同ソフトウェアをチップに組み込むことで、ビッグデータ分析がより高速に処理できるとしている。

Wall Street Journal は、この件を次のように伝えた。

「Intel は、ソフトウェアとも深い関わりを持っている。その目的は、主には同社のコンピューターチップの販売を促進することだ。火曜日、同社による新たなソフトウェアへの取り組みが発表された。シリコンバレーの巨人は、独自バージョンの Hadoop を提供する」

ZDNet は、Intel によるビッグデータソリューションの提供方法について触れている。

「Intel は、Hadoop を直接シリコンレベルに組み込むことで、このオープンソースソフトウェアフレームワークの配備を、これまでとは全く違うものにする。≪中略≫ Intel による Hadoop ソリューションは、ソリューションベンダーやサービスプロバイダー経由で、テクニカルサポート付きの年間サブスクリプションモデルで提供される」

Intel は、記者発表で次のように述べている。

「Intel Xeon プロセッサのネットワークや I/O 技術の最適化性能は、分析パフォーマンスも新たな段階へと進化させる。従来であれば処理に4時間以上必要だった1テラバイトのデータ分析には、Intel のハードウェアと Intel ディストリビューションのデータ処理ソリューションの組み合わせにより、わずか7分間で実行可能だ。世界で11秒ごとに1ペタバイトのデータ(13年分の HD 映像データに相当)が生成されるなか、Intel の技術は新たな可能性を切り開く」

Intel は、同社の Hadoop プログラムに参加するパートナーも発表した。パートナーには、スーパーコンピューターの巨人 Cray も含まれている。HPCWire はこの件を次のように伝えた。

「Cray はこのパートナーシップにより、Apache Hadoop ソフトウェアの Intel ディストリビューションと Cray Xtreme スーパーコンピューターとを組み合わせた、新たなビッグデータソリューションの提供が可能になると述べた」