米国 Mentor Graphics によると、電気自動車メーカーの Tesla Motors が12V 電気システム設計の標準ツールセットとして、Mentor Graphics の「Capital」を採用した。Tesla Motors は、Capital が電気システムのコンフィギュレーション管理機能、ワイヤーハーネスのサプライヤー間での基盤確立といった主要基準を満たしていると判断、採用したという。

Capital は、車両アーキテクチャ設計、システム設計と統合、保守整備用の文書作成、ワイヤーハーネス製造の各種ツールを網羅した電気システムソフトウェア環境のこと。核となるコンフィギュレーション管理機能を使うことで、納品されたハーネスが各自動車の機能要件を検証できる。

テスラモーターズ、メンター・グラフィックスの電気設計ソフトウェアを採用
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Tesla Motors のアプリケーションエンジニアディレクター Paul Lomangino 氏は、次のように述べている。

「Tesla Motors のモデルSは、驚くほど複雑なコンフィギュレーションを備えた、非常に高度な電気システムを搭載している。本格的な量産体制に向けて、ロジスティクスの統合と、サプライヤーとデータをシームレスに共有できる Capital は不可欠な存在となった。Capital のおかげで、コンフィギュレーション管理の課題に加えて、主要サプライヤーとのデータ交換の課題を克服できた」

また、Mentor Graphics の総合電気システム部門ビジネス開発ディレクター Nick Smith 氏は、次のように述べている。

「高級電気自動車の生産で世界のトップを走るメーカーである Tesla Motors は、自動車業界の環境問題に向き合うアプローチに革命をもたらすという目標を掲げている。電気自動車は、電気システム独特の課題に直面している。Capital はこうした多数の課題に加えて、コンフィギュレーションの複雑性というすべての自動車メーカー共通の問題にも対処する」