システム検証ソリューションの米国 Mentor Graphics は、これまで同社の製品だった UML フロントエンド エディタをオープンソースドメインで公開した。

Mentor Graphics の xtUML(実行可能で変換可能な UML)環境「BridgePoint」の一部として販売されてきたもの。UML フロントエンド エディタは xtUML.org から無償でダウンロードできる。

米 Mentor、xtUML エディタをオープンソースドメインで無償配布
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xtUML.org サイトからダウンロードできるコードには、xtUML のメタモデル、BridgePoint の xtUML モデル、そして BridgePoint の構築土台となる Eclipse 環境とのインターフェイス用 Java ソースが含まれている。xtUML エディタにより、シンタックス的に正しく、セマンティクス的に一貫性のある、高度な UML モデリングが可能になる。

UML は汎用モデリング言語で、通常はソフトウェア主体のシステムの抽象モデルを作成するのに用いられる。xtUML は実行可能で変換可能なモデル開発の機能を追加し、UML 言語の価値を、単なる描画機能に留めず、MDD(Model-Driven Development)への本格的なソリューションに開花させるもの。

一般的なモデルの使用は、システム エンジニアリングにおける文書化、または設計意図のコミュニケーション手段に限定されがちだが、MDD によるフローは、一歩その先へと踏み込み、コンセプトモデルとして最初に生まれたモデルを、設計のより詳細な表現に落とす工程を経て、最終的にターゲット プラットフォームに自動実装する。

MDD の原則では、アプリケーションの開発と検証は、その実装ターゲットに依存することなく行われるべきで、これにより、生産性を最大に引き上げつつ、実装を柔軟に保つと同時に、再利用が可能となる。

プラットフォームに依存しないモデルを作成することで、実装の詳細に気を取られず、アプリケーションの問題解決に専念できる。またシステムを高い抽象度で表現することで、設計の入力や検証に即効性、一貫性、効率性をもたらす。

xtUML エディタは、プラットフォーム非依存のモデリングへの入り口であり、MDD 手法の出発点となる、と同社では考えている。