2008年、Mark Shuttleworth 氏は私に Canonical はまだキャッシュフローを黒字化できていないと語った。当時、私はこれを不思議とは感じなかった。Canonical は2004年に設立されたばかり。いずれは黒字化するだろうと思っていた。

さて、時間を2013年にまで早送りしよう。2月19日に行われた Ubuntu for Tablets の記者発表で Shuttleworth 氏は、Canonical はいまだに黒字化できてないと述べた。

この4年あまりの間、Ubuntu はデスクトップ、サーバー、クラウドなど数々の分野でイノベーションを続けてきた。にも関わらず、Shuttleworth 氏はいまだに Ubuntu から利益をあげていないというのだ。同氏が立ちあげた最初の企業 Thawte(SSL 認証機関)を思い出してみて欲しい。同社の収益化には、これほどの時間は要さなかったはずだ。

Shuttleworth 氏は今日の記者発表で、Canonical はモバイルに対して、デスクトップやサーバー以上に力を入れていると述べた。同氏は、Canonical はモバイルによって黒字化できると考えているという。

「モバイルが Ubuntu のブランド力を高め、プラットフォームとしての Ubuntu を広めてくれると期待している」

Red Hat が10億ドル企業になったことを考えれば、Linux ベンダーが売上を伸ばし、利益を上げることは可能なはずだ。だが Canonical が Red Hat のように財務的な面で成功を収めらるのかどうかは誰にもわからない。もしかしたら、一般消費者に向けたモバイル部門への注力が奏功し、Red Hat 以上の成功を収めるかもしれないし、資金を使い果たしてしまうかもしれない。

Canonical の未来は、時間だけが知っている。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。