米国 Oracle による2013年最初の大規模買収の相手は、Acme Packet となった。

Oracle が SBC 技術の Acme Packet を買収
Oracle は今回の買収取引で、Acme Packet の株式1株あたり29.25 ドルを支払うと発表。これは、2月1日の株式市場の終値である 23.93ドルに対して22%のプレミアがついた価格となっている。買収総額は17億ドル。この買収が完了するには Acme Packet の株主による承認が必要となるため、買収の完了は2013年の前半となる見通しだ。

Acme Packet のコアプロダクトは、「セッションボーダーコントローラ(Session Border Controller:SBC)」。これは、ユニファイドコミュニケーションの実現で鍵となる技術だ。今回の買収における Oracle の狙いは、オール IP ネットワークへの移行をこれまで以上に加速させることにある。Oracle 社長である Mark Hurd 氏は次のように述べた。

「Acme Packet が Oracle のコミュ二ケーションポートフォリオに加わることで、サービスプロバイダーや企業は、通信、電子商取引、ヘルスケアの提供、ホームセキュリティ、その他様々なビジネスの提供方法を変える革新的なソリューションを提供可能になる」

Oracle Communications の 上級 VP 兼 GM である Bhaskar Gorti 氏は声明の中で、Acme Packet の従業員および幹部は、買収完了後、Oracle Communications の グローバルビジネスユニットに加わる予定だと述べた。

「Oracle は Acme Packet を Oracle Communications の中心的なポートフォリオとし、顧客に対して革新的な技術をより迅速に提供し、顧客の IT およびネットワークインフラをよりシンプルなものにしていきたいと考えている」

Oracle による Acme Packet の買収は、Acme Packet が企業としてはマイナス成長に向かうなかで実施された。

Acme Packet は2月4日、2012会計年度第4四半期の決算を公表。売上は前年同期の8,300万ドルから7,070万ドルへと減少した。純利益は前年同期の870万ドルの黒字から、今期は200万ドルの赤字へと転じている。通年の売上では、2012会計年度通期の売上は2億7,444万ドル。これも、2011会計年度通期の3億732万ドルからは減少している。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。