スマートフォン市場は2012年第4四半期も、Samsung と Apple の2社による独占状況に変化は見られなかった。両社の市場シェアの合計は50.8%。これは、2011年第4四半期の45.5%から5.3ポイントも増加している。だが、3位以下の順位には変化が見られた。

米国調査会社 IDC は 1月24日、世界の携帯電話市場に関する調査「IDC Worldwide Mobile Phone Tracker」を公表。中国 Huawei がスマートフォンのシェアで Samsung、Apple に次ぐ3位になったことを明らかにした。また、中国 ZTE も5位に入っており、スマートフォンの世界で中国企業が台頭しつつあることが明らかとなった。

スマートフォンの世界にも中国が台頭−ファーウェイが世界第3位のスマートフォンメーカーに
2012年第4四半期スマートフォンシェアトップ5ベンダー(出典:IDC)

同調査によれば、2012年第4四半期の Huawei の市場シェアは 4.9%。これは、1位 Samsung の29%、2位 Apple の21.8%に次ぐ3位。以下、4位に Sony の4.5%、5位に ZTE の4.3%が続いた。

今回の調査結果につき、IDC の上級リサーチアナリスト Kevin Restivo 氏は次のように述べた。

「低価格デバイスなどの独自の優位性を持ったベンダーが、特に新興市場などでは急速にシェアを獲得している。この好例が Huawei だ。同社は、韓国の LG や 台湾の HTC などを抜き、世界のトップ5スマートフォンベンダーの1つとなった」

IDC のモバイルフォンチームリサーチマネージャである Ramon Llamas 氏は次のように語っている。

「Huawei と ZTE がスマートフォンベンダーのトップ5に入ったということは、世界市場が大きく変化していることを意味する。両社は、大衆市場にフォーカスすることで成長を続けてきた。だが、最近はハイエンドデバイスにも関心を示している。両社はともに、工業デザインの進化、ディスプレイの大型化、筐体の薄型化や小型化といったハードウェアの向上だけでなく、アプリケーションやユーザー体験の向上にも努めている」