トレンドマイクロは、2012年度のインターネット脅威レポートを発表した。それによると、スマートフォンの不正アプリケーションはこの1年間で300倍以上に増加したという。また、下半期には不正の手口が広がり、スマートフォンの機能改善アプリケーションやセキュリティソフト、ソーシャルメディアでの攻撃が増加してきている。

スマホの不正アプリがこの1年で約300倍に増加、トレンドマイクロ調べ
この1年間でスマホの不正アプリは300倍以上に増加

スマートフォンの不正アプリケーションは、2011年12月には約1,000個だったが2012年12月時点で35万個となり、1年で300倍以上に増加している。2012年の上半期までは、ゲームやアダルト、動画コンテンツ再生などのアプリケーションに偽装するものが主だったが、スマートフォンの普及を背景に、下半期には電池を長持ちさせるアプリケーションやセキュリティソフトの偽装など、ユーザーの不満や不安につけ込む騙しの手口が広がったそうだ。

そのほか、ソーシャルメディアでの攻撃も増加しており、Facebook や Twitter だけでなく、Pinterest や Instagram といった SNS でユーザーに攻撃を仕掛ける例も確認されている。また、スマートフォン、タブレット端末の所持者や SNS の利用者が増加する中で、Facebook はスマートフォンから利用するユーザーが最も多く(36.2%)、今後も SNS を入口にしてスマートフォンに不正アプリケーションを感染させる攻撃が増加する可能性がある。