Raspberry Pi や Arduino が登場して以来ずっと、これらをうまく活用したデバイスを開発するメーカーが登場しないかと私は待ち望んでいる。プラグアンドプレイで Linux やオープンソースソフトウェアを自由に組み合わせ、自分専用の電子機器を組み立てられる、そんなデバイスだ。そう、まるで LEGO のように。

その LEGO が Linux を採用した製品を販売する。Mindstorms EV3 では、Linux ベースのファームウェアが搭載されるのだ。これはつまり Linux スキルが、LEGO の組立やコントロールで活用可能になるということだ。限定的なものとはいえ、ちょっとわくわくするニュースだ。

LEGO の世界にも Linux が進出− LEGO Mindstorms EV3 が2013年秋にも登場
LEGO Mindstorms EV3

LEGO グループで LEGO Mindstorms のプロジェクトリードを務める Camilla Bottke 氏は、声明で次のように述べている。

「15年前、我々はハイテク技術を使うことで、子ども達が LEGO をまるで生きているように操れるようにしたいと考えた。それが Mindstorms プラットフォームの出発点だ。15年後の現在、子ども達はよりテクノロジーに通じた世代へと移行しており、子ども達の期待を満たしつつ、その潜在能力を引き出すには、より洗練されたロボットキットを提供する必要性が生じている。Mindstorms EV3 は、現在の子ども達を驚かせ、感動させ、子ども達の世界を創造力で満たすことが可能なロボットキットだ」

Mindstorms は、個人的には Arduino、Raspberry Pi とともに所有したいと思える魅力的な商品だ。だが当然だが、Mindstorms は RaspberryPi や Arduino の代わりになるようなものではない。LEGO が Linux ファームウェアを採用したのは、開発者にプログラミングを楽しんでもらったり、開発者の卵を育成したりすることが目的ではないからだ。そうではなく、より多くの開発者やサードパーティベンダーの協力を得るには、Linux を搭載した方が容易であると判断したことによる。

LEGO Mindstorms EV3 は2013年下半期に販売開始。価格は349.99ドルを予定している。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。