2013年がスタートした。今年もオープンソース技術が IT 業界を席巻する一年となるだろう。

2012年の IT 業界をリードした2つのトレンドは、「モバイル」と「クラウド」だった。この2つのトレンドはどちらもオープンソース技術によって支えられており、このトレンドは2013年も続く。

「モバイル」の世界では、Microsoft、Apple、RIM によるプロプライエタリな OS が存在するなかで、2013年にシェアトップを獲得するのはオープンソースの Android OS となるだろう。さらに今年は Mozilla によるオープンソースのモバイル OS である「Firefox OS」もこの市場に参入する。Firefox OS を搭載したスマートフォンは、2013年の初頭に出荷が予定されている。

モバイルアプリの開発ツールもオープンソース技術が強みを見せる分野だ。プロプライエタリのツールが数多く存在しているなか、PhoneGap(Apache Cordova)はクロスプラットフォームのスマートフォンアプリ開発における標準となりつつある。この傾向も2013年も続くことだろう。

クラウド

OpenStack、CloudStack、Eucaplyptus そして OpenNebula。2012年は「クラウド」インフラでオープンソースが標準となった1年だった。Platform as a Service(PaaS)の分野においても、VMware によるオープンな「Cloud Foundry」や Red Hat の OpenShift プラットフォームなど、オープンソースが主流となりつつある。

2013年のオープンソースを展望する
クラウドインフラにおいては、OpenStack の勢いは2012年に信じられないほど加速した。2013年には OpenStack を搭載した製品が次々に登場し、その勢いはもはや誰にも止めることのできないものとなるだろう。この観測は、私の OpenStack に対する盲信から来ているという人もいるがそうではない。Cisco、Dell、HP、Intel、IBM といった大手 IT ベンダーのほぼすべてが OpenStack プロジェクトになんらかの形で参加しているという事実から来ているものだ。

残念だが、2013年も Linux デスクトップの年にはならないだろう。GNOME や KDE ベースのデスクトップではイノベーションが続くが、オープンソースが2013年にデスクトップを支配することはない。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。