Linux ベンダーには Linux を改変する自由がある。だが、その改変に反発を覚える人もいる。

1. Stallman 氏 vs. Ubuntu

Ubuntu 12.10にはユーザーによる検索を容易にする機能がいくつか搭載されている。その1つが検索時に商品を表示する Amazon 検索の統合だ。Free Software Foundation (FSF)創設者の Richard Stallman 氏(RMS)によると、Ubuntu はこの検索の統合でユーザーを「スパイ」しているという。

「ユーザーが Ubuntu デスクトップでローカルファイルの文字列を検索すると、Ubuntu はその文字列を Canonical のサーバに送信している」

この機能は簡単にオフにすることができる。だが、 Stallman 氏はこれがユーザーの同意なく行われていると指摘している。

「もしこの機能がデフォルトで無効にされていたとしても、それでも危険であることに変わりはない。ユーザーのプライバシーを守るには、利用者がうっかり間違った設定をしないよう設計されなければならないのだ。もし、検索プログラムがネットワーク検索機能も持っている場合には、ユーザーがネットワーク検索を望むかどうかを、毎回明示的に選択可能にしておく必要がある」


Stallman 氏は、Ubuntu の利用を回避し、Ubuntu をインストールすることや、他人に勧めることをしないよう フリーソフトウェア支持者たちに要請している。

2. Ubuntu 13.04

Stallman 氏は最新版の Ubuntu を試したくはないだろうが、ほかの多くの人々はいまも Ubuntu の最新版に興味を持っている。

Ubuntu 13.04(Raring Ringtail)の最初の Alpha 版が先ごろ正式にリリースされた。今のところ、Alpha には Kubuntu もしくは Edubuntu のイメージしか付属していない。Ubuntu 開発者の Stephane Graber 氏はメーリングリストへの投稿に、次のように書いている。

「12.10の開発サイクルの最後に Ubuntu は今後マイルストーンイメージの数を減らし、ケイデンステストと呼ばれる日々の品質テストと隔週のテストサイクルに集中することにした。この変更により、Ubuntu 製品自体には Alpha-1リリースが用意されない」

Graber 氏はさらに、Ubuntu 13.04の最初のマイルストーンリリースが2013年3月28日リリース予定の Final Beta になることを加えた。

3. Red Hat Enterprise Linux 6.4

Red Hat も次世代 Linux の開発で忙しい。先ごろ、Red Hat Enterprise Linux 6.4(RHEL)がリリースされ、新しい仮想化や Microsoft 互換機能が用意された。

相互運用性に関しては、System Security Services Daemon (SSSD)が強化され、Microsoft Active Directory に対応するようになった。Microsoft Hyper-v 仮想化機能のサポートも拡張されている。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。

(この記事は、12月10日付けの英文記事を翻訳編集したものです)