1. Udev Fork

systemd と udev デバイスマネージャの方向性に満足していない人はかなり多い。その1人がほかならぬ Linus Torvalds 氏で、同氏は udev が既知の問題がビルドに含まれてしまう「クレイジーモード」に入ったと指摘した。

Gentoo の開発者 Richard Yao 氏はメーリングリストに次の投稿をしている。

「Linus と同じ懸念を持つ Gentoo の開発者と話をし、udev のフォークを開発するチームを作ることを決定した」


また、Gentoo の開発者に Debian の開発者が合流して Red Hat 主導の systemd 開発に反対する動きが盛り上がる可能性もある。

Debian の開発者、Thomas Goirand 氏は Debian の開発者メーリングリストに次のように書いている。

「Gentoo 関係者と主要カーネル関係者の一部が Kay (Sievers 氏)と Lennart (Poettering 氏)が udev に対して行った愚行に反対を唱えており、これはおそらく、必ずしも同意のない(する必要のない) RedHat の無茶な判断(例:/usr への移行、systemd との統合など)から Debian で悩まされるという流れを断ち切る絶好の機会になる」

オリジナルの udev を開発した一人で Linux カーネル開発者の Greg Kroah-Hartman 氏も Gentoo フォークに参加してきたが成功する自信はあまりないようだ。

Kroah-Hartman 氏は Gentoo のメーリングリストに次のように書き込んでいる。

「各所に書き込んでいるように、『嫌悪』を抱くことからプロジェクトに取り組んでも長続きはしない。そもそも9年以上前に udev の開発を始めたのがそのような理由からだったことは自覚しているはずだ。長期的に開発を進めるには本当にしっかりした目標が必要だ。さもないと疲れ果ててしまい、多数の人々がどんどん離れて行ってしまう」

2. Peppermint Three が再リリース

Peppermint Three は、7月末に登場した。Peppermint はクラウド/デスクトップの両面で利用できるハイブリッドの Linux OS で、LXDE を採用した Lubuntu がベースになっている。

今回の再リリースでは、Peppermint ユーザーは新しいインストレーションメディアが利用できるようになる。また、デスクトップにも大幅な変更があった。

Peppermint の開発者、Kendall Weaver 氏はリリース発表に次のように書いている。

「我々は、デスクトップ通知を Peppermint Two のものに戻した。Three のデスクトップ通知が、前バージョンよりも後退しているという指摘を複数のユーザーから受けたためだ」

3. Linux 3.7 RC 6

2012年最後の Linux カーネルリリースになるであろうバージョンがほぼ完成に近づいており、Linus Torvalds 氏は Linux 3.7で6番目になるリリース候補版を先ごろリリースした。米国では感謝祭の休暇シーズンに入っており、Torvalds 氏も今週は休暇を取るが、場合によっては休暇中も働くかもしれない。

Torvalds 氏は、次のように書いている。

「休暇中もノート PC を持っているが、さらに落ち着いてくるならうれしい。-rc7 も用意するが、落ち着き具合を見ていると、これが最後の -rc になると思う。何かとんでもないことが起こらない場合に限るが」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。

(この記事は、11月19日付けの英文記事を翻訳編集したものです)