米国メディア NBC のインタビューで、Apple CEO である Tim Cook 氏は、同社が Mac コンピューター製造作業の一部を米国に移管する予定であることを明かした。Cook 氏は、「Apple は数年前からこれに取り組んでおり、実現に近づきつつある」と述べている。

NBC News  はこの件を次のように伝えた。

「1998年に Apple に入社した Cook 氏は、米国内で雇用を生み出すことが重要だと考えていると語った。だが、Mac の工場をどこに設置するかについてはまだ明らかにしていない。Cook 氏は次のように述べている。

『Apple は、これまでも米国内で雇用を生み出してきた。我々の試算では、その数は60万を超えている』

この60万という数字には、Apple 製品のリサーチや開発、それに Apple Store の店員といった Apple による直接雇用だけでなく、サードパーティに雇用されているアプリ開発者なども含まれているという」

米国メディア BusinessWeek は、Apple による計画のより具体的な内容を伝えている。

「Apple は来年、米国内での Mac コンピューター製造に向けて1億ドルを投資する予定だ。これにより、長年 Apple 製品の組立を扱ってきた中国から、製造工程の一部を米国内に移管する。Apple CEO である Tim Cook 氏は、次のように語っている。

『来年、Apple は一部製品の米国内での製造を開始する。これは、Apple が製造まですべてを直接手がけるという意味ではない。だが、Apple は工場の人々と協働し、工場に投資も行う』」

米国メディア New York Times は、Apple 製品製造の現状を説明している。

「Apple は2011年に7,000万台の iPhone、3,000万台の iPad 、そして5,900万台のその他の製品を販売した。だが、そのほぼすべてが海外で製造されたものだった。Apple は米国内で4万3,000人、海外で2万人の従業員を直接雇用している。この他、およそ70万人が Apple 製品の開発、製造、組立に従事しているが、そのほとんどは米国外で雇用されている」