ネットワークソリューション開発、販売会社の Skeed は、新たに P2P 技術を応用した多拠点/多店舗配信ソリューション「SkeedDelivery」(スキードデリバリー)を開発、販売を開始した。

SkeedDelivery は、P2P アーキテクチャにより、配信先の拠点/店舗側サーバーを他の拠点/店舗への配信にも利用し、回線やサーバーの増強コストを抑制すると同時に、高速配信できるようにするソリューション。多拠点/多店舗への大容量データの一斉配信が、安価に速くできる。また、拠点/店舗ごとの配信状況の確認や配信先の追加ができる。何らかの障害で回線が不通になっても、復旧後に自動再開するレジューム機能などがある。

従来、デジタルサイネージ向けコンテンツや支社/支店グループ企業に向けた講話、eラーニングなどのテキスト、FC 店舗向けカタログ/販促物などの大容量データを、一斉に多拠点/多店舗に配信するには、手作業で時間や工数をかけるか、高コストなネットワークを使用するしかなかった。

CD や DVD などの記憶媒体として物理的に搬送する場合は、準備作業に時間がかかるだけでなく、紛失や盗聴リスクも高まる。また、CDN(Contents Delivery Network)や衛星通信による配信は高コストで、スポットで使う場合以外は現実的ではない。

また、自社運用で配信元のセンターサーバーからインターネットや専用線で一元配信するシステムを構築しようとすると、アクセスがセンター側に集中するため、回線やサーバーを増強しなければならず、コストがかかる。さらに、配信先(拠点数)が増えると、パフォーマンスは低下する。

SkeedDelivery は、これらの問題を解消した、多拠点/多店舗への高速配信ソリューション。

将来的には SkeedDelivery に、Skeed が独自開発した高速ファイル転送プロトコル「SSBP」(SkeedSilverBulletProtocol)を搭載する予定。SSBP は、他の通信と共存しつつ、通信距離やファイル容量を気にすることなく、FTP の数十倍の大容量高速ファイル転送ができる、ファイル転送に特化したプロトコル。

なお、Skeed 取締役ファウンダー兼 CINO(Chief Innovation Officer)は、Winny 開発者の金子勇氏。

Skeed、Winny 開発で培った P2P 技術による多拠点/多店舗向け大容量データ一斉配信ソリューション
「SkeedDelivery」基本構成